表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/19

ダロサン6話その2


ダロサン6話その2


「おじいちゃん。着いたみたいだけど?」

白根は中国民兵をモニターで確認した。

「よし。ゲーセンビルと民兵の間に焼夷ミサイルで、一時的に火災の壁を作る。壁ができたら、両端に対人地雷を散布。よく見えるように、高い所から派手にばら蒔け」

「了解。おじいちゃん、レーダーに細かいのが出てる」

白根は、レーダーと高度表示を見た。

「成層圏高度から?先行しているのは……戦術バンカーバスター……後続はバーニアパックを背負った…」

智史が言葉を拐った。

「人民解放軍のラム突撃。小規模のバンカーバスターで屋上に穴を開け。飛行できるバーニアパックで強襲する」

智史は焼夷ミサイルを発射し地雷散布を終えていた。

白根は智史から操縦スティックを奪って、ドローンをゲーセンビルの真上に向けた。


「ドローンが間に合いましたね」

室町は屋上カメラが捉えた火災を見て言った。

「10分程度は稼げるか…真綾順調か?」

…到着まで後25分

バンッ

天井からバラバラと粉が降ってきた。

屋上カメラのモニターが消えた。

「室町。ラム突撃。屋上から来るぞ!」

「天井に穴が無し。戦術バンカーバスター不発。窓から突入警戒!」

室町は窓に向かって、対戦車ミサイルを発射した。

下垣内も反対側に発射する。

置き撃ちにタイミングが合って、空中の突撃兵数人が吹き飛ぶ。

が。次が機関銃を連射してフロアに破片を舞い上げる。

土嚢を積んだ銃座から応射する。

戦場の絆のホッドも被弾するが、プラスチックアルミニュームの防弾板が入っており、貫通しない。

突撃兵が窓外のベランダに取り付いた。

…到着まで7分

下垣内大尉は暗算した。

「エリア掃討焼夷弾の射程ギリ。装填」

真綾は、武装リストを開いて¨エリア掃討焼夷弾¨を探した。

無い。

…大佐ありません?

室町が突撃兵と白兵戦に入った。

「落ち着いて。グレーネード選択から弾種ウインドウだ」

次々と突撃兵が入ってくる。

下垣内と室町は耐火シールドをオンにしている。実験室では有効だが、実戦で使えるかは今回で実証される。

…装填完了。発射。1234567着弾、今!

下垣内の視界が炎だけになった。















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ