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第5話 勇者君と街だ!

つまりはこうだ、勇者君は数日前にクラス丸ごとこの世界に転移して、勇者君達を召喚した国の偉いさん方曰く。


魔王を討伐してくれ、魔王を討伐したら元の世界に戻れる筈、貴方達はとても素晴らしい能力を持っていると言われ、魔王討伐をする事になり。


なんでも今日、クラスのイジメられっ子が王国の城から居なくなって居たらしい、そのイジメられっ子は何でも他のクラスメイトと違い能力がこの世界の住人より下の能力だったらしく、その所為でクラスメイトや国の偉いさん達にも蔑まれていたらしい。


そんな中、勇者君と数名の人は馬鹿にするクラスメイト達に反論とかしたり、励ましたりしていたけど…結局は何処かに行ってしまい。


その数名と一緒にその人を探している途中で逸れてしまったらしい。


そんな話を森の中を歩きながら聞いている。


「随分と酷い奴等もいるもんだな」


自分達が無理矢理拉致して来たのに、弱いと分かると馬鹿にするのか。


「……だいたいそんなもん」


先からウチの後ろにくっ付いている奏がボソリと言った、確かにそんなもんなのかも知れないが……納得出来るかと言われれば出来る筈が無い。


暫く歩けば森を抜け整備された道に出た、ここなら野生の動物や盗賊とかに会う確率は低くなっただろう。


「後もう少ししたら街が見えて来るよ」


そう勇者君…本名 金井真也が言った。


「其れは嬉しい街の外で夜になるのは楽しくないからな、其れに早く街で美味い物を食べてゆっくり休みたい」


「神無と同じく」


ウチが言った言葉に奏が賛成する、今の時間は大体夕方当たりでもう少しで夜が来る。


夜は実際怖い過ごし慣れている元の世界でも怖いのに、何が起こるか分からない異世界で夜の道を歩くのはしたくない。


「確かに其れは俺もしたくないな、でも……丁度良かった、アレだよ」


勇者君が指差した方を見ると、魔物から街を守るための巨大な壁に囲まれた街が見えてきた、つまり彼処がウチらの目的地!

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