第2話 種族について
(今気が付いたんだけど、俺ってハーフエルフになっていたんだな。)
(貴方様の父親は人族ですが、母親はエルフの為ハーフエルフとなってます。この世界では、他種族に対し偏見な目を見るところもあります。チューブは人種至上主義ですし、リャマは竜人に対し崇拝傾向が強いですね。ミカゲはハーフに対しての偏見は少ないですね。数百年前までは他種族と関わることすら禁忌とされていたので仕方ないですが。)
(各種族の特徴を教えてもらっても良いかな。人種は肉体の強さとしては他の種族に劣りますが、知性。つまり学問や研究に秀でています。魔法に関しても1つの属性のみの方は少ないですし。他の種族では限られた魔法しか適性がないことが多いですね。ドワーフに関しては、魔法適性として炎と付与に特化してます。基本的には武器と盾で闘うスタイルです。エルフは土と風、水が主で自然の5種は修得可能です。あとは精霊との契約により力を得ることが出来ます。獣人は魔法に関しては空っきしなのが多いです。彼らは魔法ではないですが、【覇】と呼ばれる力を有している者もいます。最後に竜人に関しては最強とされ、青竜なら水等が得意ですが、他の自然魔法や光闇、そして時空魔法を唯一使えるとされてます。また、【覇】を使えるのも特徴です。)
(ハーフエルフだから両方の力を使えるということか。精霊契約に関しては、どうなるんだ?聖霊としては既にレイが俺にはいるけど。)
(私は精霊と異なり、二三様の体内にいるので外界と干渉する力は現在有してません。私の力はあくまで二三様の力での範囲として決まっていますので精霊の様に別の力を使うことはできません。)
(りょーかい。そう言えば、レイは俺のことを二三様と言ってるけど、俺は既にブレインとなってるんだから変えてもらえると助かる。あと、様はつけないでね。)
(主様で宜しいですか?様はどうしてもついてしまうので諦めてください。)
(そうか。仕方ないのか。そろそろ、0歳児の体力では限界だから寝るから。また今度教えてくれよな。)
そう言い残し、ブレインはすぐに眠りについた。