表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

自然能力物語

切ない瞳の少女

作者: 葵 ことり


「はじめまして!ららです!」


小さい頃会った一人の少女。

名前はらら。

長い髪を三つ編みの団子にしていて

その少女は愛らしい笑顔をこちらに向けた。

でも、目は笑っていなかった。

どこか寂しい瞳をしてその目は俺をみておらず、遠い何処かを見つめていた。

思えば初恋だった。と気づいたのは、彼女が引っ越ししていって、少し経った後だった。



ー10年後



俺は、夕陽山学園という進学校に通うことになった。

あれは、入学式のことだった。


式の最中に、ふと前に座っている生徒に目がいった。

式では、左側に教師や来賓。

右側には、生徒会と顧問が座っていた。

人数は顧問合わせてたったの3人。

少ないなと思っていた。

俺は気にせず舞台に立つ、校長を見ようとしたが、視界に入ってきたんだ。

二階の窓は全て空いていて、風でカーテンが揺れると桜の花びらが窓から入ってきた。

桜の花びらが一枚少女の頭にひっつく。

その少女は、サイドの三つ編みが印象的で、髪は長く伸ばしており、そして…

愛らしい顔立ちをしていた。



ー…!ららちゃん…


俺は直感でそう思った。

戻ってきてたんだ。

すると、校長の話が終わり次は生徒会にバトンタッチされた。

生徒会からは、2名が立ち上がり舞台に立つ。

そして、お辞儀をし話が始まった。







「ようー!今年も同じクラスだな!」


幼馴染みであり、友達の夏樹が駆け寄ってくる。


「まぁね」


「なんだよ。素っ気ない奴だな〜!ところで部活何入るか決めた⁉︎」


「お前が入るとこ以外」


「ひどっ!」


「嘘。もう決めた」


「なんだよ?」


「生徒会」




そして、彼が少女に再び会うのは

この翌日のことだった。





To be continued…





小説読んで下さり、ありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 運命の出会い……? ららの瞳の美しさと桜の儚さがオーバーラップして、この先この二人はどうなるんだろうと思いました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ