表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/31

星月夜 side:Luna

重い・・・かもしれません。

静かな月夜に

貴女と並べるこの奇跡

これを幸福と呼ばずになんと呼ぶ


さあ、賽は投げられた

貴女と私で奏でる夜想曲

瀟洒な月光が二人を照らす度

潤んだ瞳が私を映す

可愛い貴女

微笑みひとつでどこまでも心を掻き乱す


ああ、貴女のすべてを手に入れたい


不相応な願い事

きっと貴女は知らないだろう

仮面の下に押し隠したもうひとつの人格

知らぬまま、どうか変わらず側にいて

それだけで私は満たされる

例え貴女が、同じ愛を返してくれなくとも

それでも私は、貴女の全てが愛しい


そう思えるのは私が今、とても幸せだから

他でもない貴女が

降り積もっては朽ち果ててゆく刹那の中で

何の意味もなかった私の生に確かな希望を灯してくれたから


だから

『愛してる』とは言わないよ

この感情も

燻る炎のような衝動も

全て秘して持って行こう

貴女の幸せを、心から祈っているよ

けれど

三千世界のその先で、再び逢えたその時は

どうか私の愛を受け入れてほしい

必ず、幸せにすると誓う


私の全ては、貴女のものだから

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ