表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/31

紡ぎ歌

夢と現の狭間で

いつも特別に響く声があった

強くて、まっすぐな意思を伝えるその声は

時々ひどく寂しげで

それでも限りなく透き通っていて、とてもきれいな音を奏でる

いつしか私は

数多の声の中から


あなたの声を、探していた……


そうして出逢えたことは奇跡だったのでしょう


あなたがくれた、優しい時間

抱きしめてくれる腕が暖かかった

あなたと共にいられた毎日が、本当に楽しかった


伝えられない――伝えたい言葉がある

嬉しかった

嬉しかったの

あの日、あなたの瞳に私が映ることで

初めて自分が生きていることを知った


ありがとう――

だから、どうか泣かないでください

私は幸せなのです

この想いをどう伝えたらよいでしょう

どうしたらあなたに伝えられますか……?


もう隣にはいないあなたのために

私は――

願うことしか

歌うことしかできない

だからせめて

あなたの生きるこの世界を

――その証を

守らせてほしい……


それが私の、生きた証


紛うことなき“真実”なのだ




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ