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人類の罪  作者:
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足音

ガタン ガタン

夕暮れの窓枠から見える電車。


頬につたる汗の滴。


粘り着く服を捲り上げて、男は壁に貼ってある写真を見つめている。


「あぁ、やっと、、、あと少し」


口角を吊り上げる男の姿に、背筋が凍り付いた。


気配に気付いた男がゆっくり振り返る。


そして、こちらへ手を伸ばした。


はやく、はやく、はやく、離れないと迫って来る男の手を避けようと足を引いたその時、目に映ったのは黒く曇った顔の中で、強く光る目。


意志の強い目に思わず足が止まった。


冷たい風に吹かれ、鳥肌の上を滴る汗、粘り着く服に心地良さを感じる。


あぁー、あと少し、しなやかな指に目線が奪われる。


「しー」と低い声が心地良い。あぁー、このまま、、、このまま、、、コッ、、コッ、コッゴツ、ガチャッ――ギィィ……パタン


その音に引っ張られるように、ゆっくりと意識が現実へ浮かび上がった。


「、、、、」


窓から入って来る陽の光、開けられない目をしゅぼめ、枕元にある携帯電話を探す。


しわくちゃのシーツに手の平を左右に振る。


「、、、、、、、、ん。ない」


布団から腕を出し、少し上半身を起こすと、ガタンッと言う鈍い音に思わず苛立ちが込み上げる。


「あー、うざ」


苛立ちながら、身を起こし、ベットの下に手を伸ばすと、手慣れた型を指先で触れながら、持ち上げる。


「まだ5時45分じゃん」


眩しいiPhoneの画面を見て、思わずため息が出る。


「、、、、、、、、、、もう一回寝よ」


まだ温もりが残ってる布団に足を入れ、肩まで布団を被せる。休みの日は2度寝が一番。


目を閉じると、聞こえて来るのは、自分の吐く息と吸う息の音、聞き慣れた電車の音を子守唄のように、最高の2度寝を、、、美味しそうな匂いに釣られて、、、気付けば、、、大好きなラーメン屋さんに、大将、いつもの味噌ラーメンで!

初めての投稿作品になります。


まだ不慣れな部分もありますが、最後まで楽しんでいただける作品になるよう頑張ります。


少しでも続きが気になると思っていただけましたら、応援していただけると嬉しいです。


よろしくお願いいたします。

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