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19 暁 その3

AI(Gemini)利用作品【構想や要旨を作者が考え、それをもとにAIが肉付け、その後、作者が加筆修正を行って掲載しています。】

セルディオン村の惨劇を目の当たりにしたミサキたちは、怒りと無力感を胸に、冒険者ギルドへと戻った。


しかし、この一件で、彼らは大きな収穫を得た。悪夢の連絡ツールである黒いアクセサリーが本物であること、そして、彼らの行動を予測する手がかりを掴んだことだ。


「次に来るメッセージは、きっと悪夢の次の標的を知らせるものだ」


レイドは、そう確信していた。彼は、ミサキのペンダントにいつでも対応できるよう、常に携帯するよう指示した。そして、彼らは、次のメッセージが来るまで、悪夢の情報を集めることにした。


悪夢が過去に襲撃した村の共通点、生存者の情報、そして、目撃情報。あらゆる情報をかき集め、彼らは、悪夢の行動パターンを分析しようと試みた。


(悪夢が襲撃する村に、何か共通点があるはずだ)


ミサキは、悪夢が襲撃した村の地図を広げ、襲撃日時を書き込んでいった。すると、ある奇妙な事実に気づく。不自然なぐらいに共通点がないことだ。


「奴らは、意図的に場所を決めてない…?」


ミサキは首を傾げた。悪夢は、ただ、村を破壊し、人々を殺すことだけを楽しんでいるのだろうか。その残虐性に、ミサキの心は再び怒りに震えた。


「ミサキ、次のメッセージが来た」


その日の夜、ミサキの声が響いた。ペンダントには、再び文字が浮かび上がっていた。


「オルメリア国のイリス村にて。三日月の夜に」


オルメリア国。セルディオン村から、さらに遠く離れた場所だ。全速力で走っても、五日はかかる。三日月まで、あと…


「…四日…」


ミサキは、レイドに顔を向けた。


「間に合わない…」


「いや、間に合わせる」


レイドは、ミサキの言葉を遮るように、力強く言った。


「ミサキ、俺たちにスピードを合わせる必要はない。お前は、このペンダントを頼りに、一足先にオルメリア国へ向かってくれ。間に合うように、最速でな。お前の足なら間に合う可能性がある」


「レイド…でも…」


ミサキは、躊躇した。一人で、悪夢のメンバーたちが集まる場所へ向かうのは、あまりにも危険すぎる。悪夢のメンバーは、戦闘に特化したギフトを持つ者ばかりだと予想できる。少なからず、どの村にも、自衛のために傭兵を数名雇っている場合が多いのだが、悪夢のメンバーは誰一人として欠けていない。武闘派で構成されているのだろう。一人で彼らに立ち向かっても、勝ち目はない。


「大丈夫だ、ミサキ。俺たちが必ず、後から追いつく」


レイドは、ミサキの肩に手を置いた。その手から伝わる温かさに、ミサキは、仲間の信頼を感じた。


「分かった。私、必ず、間に合わせるから」


ミサキは、決意の表情で頷いた。そして、彼女は、オルメリア国へと向かって、一人で出発した。夜空には、三日月が輝いていた。ミサキは、三日月に向かって、ただひたすらに走り続けた。疲労はピークに達し、身体は悲鳴を上げていた。だが、故郷を滅ぼした悪夢への復讐心、そして、仲間たちの信頼が、彼女の足を止めさせなかった。


そして、満月の夜、彼女はついに、オルメリア国のイリス村にたどり着いた。村は、まだ平和だった。悪夢の襲撃は、まだ始まっていない。ミサキは、村の外れにある林の中に身を潜め、悪夢のメンバーたちが集まるのを待った。


(絶対に、許さない…!)


ミサキは、剣の柄を固く握りしめた。彼女の瞳には、復讐の炎が宿っていた。そして、満月が空高く昇った時、漆黒の服を纏った人影たちが、次々と村の外れに集まり始めた。彼らは、皆、不気味な黒いアクセサリーを身につけていた。


「見つけたぞ、【悪夢】!」


ミサキの言葉に、悪夢のメンバーたちは、一瞬、驚きの表情を見せた。だが、すぐに冷たい笑みを浮かべた。


「あら、私たちを見つけたのね。でも、一人で来たの? 愚かね」


1人が冷たい声で言った。


「あなたたちを、一人残らず…討伐する!」


ミサキは、悪夢のメンバーたちに向かって、剣を振りかざした。彼女の剣術は、Sランク冒険者の中でもトップクラスだ。しかし、悪夢のメンバーたちは、ただの人間ではなかった。


「【認識阻害】」


そう呟いた瞬間、ミサキの視界が歪んだ。目の前にいた悪夢のメンバーたちの姿が、ぼやけて見えなくなったのだ。


(認識阻害のギフト…!)


そのギフトは、相手の視覚だけでなく、五感すべてを狂わせるという。


その時、ミサキの背後から、1人の男性が襲いかかってきた。ミサキは、かろうじて剣でその攻撃を防いだ。しかし、男性の攻撃は、あまりにも素早く、重い。ミサキは、防戦一方に追い込まれていった。


「くそっ…!」


ミサキは、舌打ちをした。このままでは、ジリ貧だ。彼女は、一か八かの賭けに出ることにした。


「【疾風の剣】!」



ミサキは、自分のギフト【疾風】を発動させた。そのギフトは、常人の5倍のスピードで動けるというもの。彼女は、目にも留まらぬ速さで反撃した。


男性は、ミサキの攻撃をまともに受け、吹き飛ばされた。だが、彼はすぐに立ち上がり、ミサキに向かって再び襲いかかってきた。


(だめだ…! 一人では…!)


ミサキは、そう思った。彼女は、悪夢のメンバーたちの連携攻撃に、徐々に追い詰められていった。


「くそっ…! レイド…! みんな…!」


ミサキは、心の中で仲間たちの名を叫んだ。しかし、レイドたちが到着するには、まだ時間がかかる。このままでは、ミサキは、悪夢のメンバーたちに殺されてしまう。


そして、夜が明ける頃、ようやくレイドたちが到着した。彼らは、ミサキの危機を救い、悪夢のメンバーたちと激戦を繰り広げた。


「レイド…みんな…!」


ミサキは、涙ぐみながら、仲間たちに礼を言った。彼らは、ミサキの復讐を、自分たちの使命として、共に戦ってくれていた。


悪夢のメンバーたちは、レイドたちの到着に、微塵も動じなかった。彼らは、一人ずつ、その場から姿を消していった。彼らは、まだ、本気を出していない。それは、ミサキも、レイドたちも分かっていた。


「…逃がすな…!」


ミサキは、逃げる悪夢のメンバーたちを追いかけようとした。しかし、レイドに止められた。


「ミサキ、今は追うな。彼らは、まだ全貌を現していない。それに、俺たちも疲れている。一度、体勢を立て直そう」


レイドの言葉に、ミサキは、悔しさを滲ませながらも、頷いた。彼女は、悪夢のメンバーたちに、一歩も近づくことができなかった。


(次に会う時は…必ず…!)


今回、初めて悪夢と剣を交えた。これは大きな収穫だが、実際は、襲撃された村は80%、壊されている。事実上の負けだ。



悪夢の3人とやりあったが、それぞれギフトは武闘派に分類されるものだった。1人は吸命、ダメージを与えたにも関わらず、相手が私にダメージを与えると回復していたように見えた。もう1人は獣化、おそらくタイプは狼だと推測できる。最後の1人は金剛体だった。これが一番厄介で私の剣でも傷1つつかなかった。これは貴重な情報として蓄積しておこう。


ミサキは、再び心の中で誓った。彼女の復讐は、まだ終わらない。むしろ、ここからが、本当の始まりなのだ。悪夢の正体を暴き、彼らを討伐する。



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