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12 日常 その6

AI(Gemini)利用作品【構想や要旨を作者が考え、それをもとにAIが肉付け、その後、作者が加筆修正を行って掲載しています。】

カインは「木漏れ日の宿」に帰り、トムとリサに地図の販売について相談した。二人は快く承諾し、宿屋の一角に小さな販売スペースを設けてくれた。


「坊やが作った地図が、冒険者たちの役に立つなんて、本当に嬉しいねぇ。この地図があれば、無駄な命が失われずに済むかもしれない」


リサはそう言って、カインの肩を優しく叩いた。価格は、トムの提案で「ご飯一食分」という破格の値段に設定された。カインの目的は金儲けではなく、多くの冒険者の安全を確保することだ。その日から、宿屋はカインの地図を求める冒険者たちで賑わった。


しかし、カインは、ある日の晩にふと、地図の販売をやめることを思い立った。彼は、販売ではなく宿屋で食事をした客に、希望があれば無償で提供することにしたのだ。


「これなら、宿屋に利益が出るし、俺の料理の腕も磨ける。一石二鳥だ。」


カインの提案に、トムとリサも賛成してくれた。それから数週間後、冒険者ギルドの受付嬢ミリアが、宿屋にやってきた。


「カインさん、ギルドマスターが、君に会いたいと仰っています」


カインがギルドへ向かうと、ギルドマスターは真剣な表情で彼を迎えた。


「カイン、君が作ったダンジョンの地図は、我々が想像していた以上に素晴らしいものだ。そこで君に、一つ頼みがある。君の地図を、冒険者育成講座で使わせてもらえないだろうか?」


冒険者ギルドは、少しでも冒険者の死亡率を下げるために、FランクとEランクを対象とした訓練や講座を提供している。ギルドマスターは、カインの地図が、その講座に不可欠なものだと考えていた。「ダンジョン内の歩き方」という講座で使用したい、という彼の言葉に、カインは無償での提供を快諾した。


「報酬は結構です。俺の地図が、多くの命を救うことになるのなら、それで充分です」


カインは、そう言って深々と頭を下げた。ギルドマスターは、カインの潔い態度に感銘を受けた。そして、講座が始まると、カインが作った地図は、初心者冒険者たちの間で、瞬く間に話題となった。


「この地図、本当にすごい!これのおかげで、昨日行ったダンジョンで、一度も罠にかからなかったよ!」


「地図を作ったカインさんに、直接話を聞いてみたい!」


そんな声が、ギルドの中で日を追うごとに大きくなっていった。ギルドマスターは、カインを講師として招くことを決意した。


「カイン君、君に頼みがある。冒険者育成講座で、実際に講義をしてくれないか?」


カインは戸惑った。自分の経験を人前で話すことなど、考えたこともなかった。しかし、ギルドマスターの熱意に押され、彼は渋々ながらも、講師を引き受けることにした。


講義の日。カインは、緊張した面持ちで、多くの初心者冒険者の前に立った。しかし、いざ話し始めると、彼の言葉は自然と溢れ出てきた。


「俺は、ギフトを持っていない。才能もないと言われた。だから、人一倍努力をしてきた。その中で学んだことが、いくつかある」


カインは、自身の経験をもとに、ダンジョンで生き残るための知恵を語った。


「まず、薬草の知識を持っておくべきだ。応急処置や体力の回復に役立つ。次に、罠の知識だ。罠は、君たちの命を奪う最大の脅威だ。だからこそ、その仕組みを理解し、見抜く目を養ってほしい。そして、何よりも大切なのは、生きて帰ることだ。無理はするな。危険だと感じたら、迷わず引き返せ。君たちの命は、何よりも尊いものだからだ」


カインは、熱心に語った。彼の言葉は、まるで自分の命を削りながら話しているかのようだった。その言葉の節々に、故郷を失った悲しみと、復讐への強い意志が滲み出ていた。講義が終わり、カインはほっと胸をなでおろした。その時、一人の少年がカインの元へと駆け寄ってきた。


「カインさん!俺、カインさんの話を聞いて、諦めずに頑張ろうって思いました!俺も、なかなか自信がもてなくて…。でも、カインさんみたいに強くなりたい!」


少年の純粋な瞳を見て、カインは言葉を失った。自分は、復讐のためだけに、孤独に戦っているのだと思っていた。しかし、彼の行動は、いつの間にか、誰かの希望となっていたのだ。


その日の夜、カインは自室で一人、静かに『深淵の魔導書』を開いていた。彼が力を得るために選んだ道は、孤独なものだと思っていた。しかし、地図作りや講義を通じて、多くの人々とのつながりが生まれている。失われた記憶の代わりに、新たな絆が、彼の心を少しずつ満たし始めていた。


しかし、その温かさとは裏腹に、カインは心の中に、ある種の恐怖を覚える。もし、また『時間遡行』を使うような事態が起きたら、今度は何が犠牲になるのだろうか。この温かい絆さえも、失ってしまうのだろうか。


「…それでも、俺は立ち止まれない」


カインは、固く拳を握りしめた。復讐の道は、どんな犠牲を伴おうとも、彼が進むべき道なのだ。孤独ではないと気づいた今、その使命感は、以前よりもさらに強固なものとなっていた。



《カインの現在の能力値 ~12を終えて~》

★ダンジョン探索によりステータスアップ

①名前 → カイン

②種族・年齢 →人間・16歳

③職業 →メイン・時を操る剣士 

     サブ・薬膳料理人、罠師、地図職人

④ギフト → 無し

⑤レベル 70

⑥HP | 1450/1450 | Cランク冒険者平均1000

⑦ MP | 0/0 |       〃平均500

⑧ 特殊魔力 | 1000/1000 |  〃平均400

⑨ 攻撃力 | 870 |     〃平均700

⑩ 防御力 | 690 | 〃平均600

⑪ 素早さ | 590 |   〃平均600

⑫ 精神力 | 810 |     〃平均400

⑬ 運 | 310 |       〃平均200

⑭ 特殊技能 | 時間遡行| 代償「犠牲の誓約」

⑮冒険者ランク C

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