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エピソード23 ミステリアスな男

 あの不気味な森を抜けると

また別の大きな森に出た

すると更に向こうの草原から

ガサガサと音がした


ルーク「ちょっと行ってみようか」


その草原に近づいた瞬間

バッと何かがこちらに飛び掛かった


ルミナス「わっ! 何?」


気づけば知らない男たち手の中にいた


男たち「HAHAHA! 間抜けな冒険者だなぁ」


「こんな怪しいとこに普通近づくかよ!」


「おい兄貴! 見ろよこの女」


「めっちゃ可愛いぜ!」


「売ったらいくらになるかなぁ」


そう言うと私の顔を覗き込む


(えっなに?売られるの?)


ルミナス「えっちょっやめて!」


男たち「辞めるわけ無いじゃん」


「今からお前を売り払ってオレタチはパーティーするんだからよぉ」


ルーク「ルミナス!」


男たち「おーっと動くんじゃねぇ」


「じゃねぇとこの女がどうなっちまうかなぁ?」


怖い

いつになく私は震えていた

この状況じゃルークたちは私を助けられない


どうしよう


焦りそれから

自分自身の不甲斐なさ


それが私の心で渦巻いている


ルミナス「誰か! 誰か助けて!」


男たち「んな叫んだって助けは来ねぇy……」


男たちがそう言いかけた時

突然誰かが私を連れ

男たちから離れた場所に

移動していた


(誰? また別の男の人)


???「あかんやろ女の子虐めんのは」


男たち「誰だお前!」


???「初対面の人に対して「お前」は失礼ちゃう?」


「……そんなんより早よ逃げな痛い目見るで」


男たち「はぁ?」


???「……まぁええわ」


「いっぺん痛い目見なあかんようやな」


そう言うとその人は思いっきり男たちを蹴り上げた


その中の一人がバタリと倒れると

他の男達は逃げていった


(なんか太極拳みたい……)


ルミナス「助かりましたありがとうございます」


???「貸し一やで ええな?」


ルミナス「えっあはい」


「あっ!お名前は?」


???「名前? それ聞くんやったらまず自分から名乗るんが礼儀なんちゃいます?」


ルミナス「あっすいません」


(なんかミステリアス?不思議な方だな……)


「私はルミナスと言います」


ウラン「俺はウランちゅうねん よろしゅう」


ルーク「ウランさん…」


「是非僕らのパーティーに入ってくれません?」


!?


(ルークがまたなんか誘い出した)


旅をしていて実に10回目といったところである


そのうち5人は断られているらしい

4人は今のメンバー


ウラン「断りたいところやけど」


???


なんか見られた?


「まぁええで丁度ええ冒険者パーティー探しとったんや」


(成功した……)


ルーク「ありがとうございます! ウランさん」


ウラン「ウランでええわ あと敬語もいらん」


ルーク「そうか宜しくウラン」


「僕はルーク勇者だ」


ウラン「ヘタレ剣士の間違いやのうて?」


ルーク「え?」


イザベラ「私はイザベラだぞぉ」


「ねぇさんって呼んでぇ!」


ウラン「嫌や断る」


イザベラ「何でぇ?」


アミル「僕はアミルです」


「剣士です」


ウラン「それで剣術ボロボロちゃうとええけど」


アミル「はい?」


エリヌス「俺はエリヌス」


「弓が得意だぜ」


ウラン「いかにもアホそうやなぁ」


エリヌス「ひどくね?」


ウラン「……ほんで?ソコのポンコツは魔法使いか?」


ルミナス「私?!」


ウラン「自分以外誰がおるん?」


ルミナス「ポンコツは失礼じゃない?」


ウラン「ポンコツやん あんな盗賊もどきに捕まるなんて」


「そうとうポンコツで間抜けなんやなぁって思たわ」


「まぁでも見た目だけは満点やってもええで」


ルミナス「辛辣ゥ(泣)」


一同(この人口悪い……)


ルーク「……これから宜しくねウラン?」


ウラン「はいはい……よろしゅう」


こうしてちょっと(?)口が悪い

ミステリアスな男と出会ったルミナスたち


華麗な脚さばきと毒舌で今後も

振り回されるのだろうなぁ……

と思うルミナスなのでした

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― 新着の感想 ―
なんかウランちょっとむかつくキャラだね
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