私と幼馴染で勉強会
土曜日。
今日で、だいたいテスト2週間前。
荘司高校は、テスト1週間前から、テスト期間で部活が休みになる。
5月後半から6月の最初までテストがある。
私たちは部活はやっていないので
基本時間がある。
だから私は、それを口実にハルトの部屋にあがるわ。
午後1時。
如月家のインターホンを押して数秒待つと、ハルトが出てきた。
ハルトの両親は仕事で、家を開けることが多い。
「おはようあなた。
チャットでも伝えたけど、テスト2週間前だから一緒に勉強しましょう。」
「うん。まぁ上がってくれ。」
そう言ってハルトの部屋、ではなく、リビングに
案内された。
「あら、あなたの部屋でやらないの?」
「え? 俺の部屋でやるの?」
「あなたが渋るなんて珍しいわね。
いやらしい本でもあるのかしら?」
もし持っていたらぜひ見つけたいわね。
ハルトの嗜好を把握するために。
「いや、エロ本とかそういうのはない。」
ないみたい。と、いうことは
「なるほど? 私にしか興味ない......と。」
「いや、そうは言ってねぇから。
冗談言ってないで早く2階に上がってくれ。」
軽くハルトと話した後、一足先にハルトの部屋に入る。
...
..........
ベッドに飛び込みたいわ。
お、おちつけ、ここで変態だと思われたら終わりよ。落ち着きなさい。
ドクッドクッドクッドクッ(心拍数上昇中)
ガチャ
「じゃあ、課題から始めようか。」
ハルトが入ってきた。
「い、いきなり入ってこないで、ノックくらいしなさい。」
「えぇ!? ここ俺の部屋なのに!?」
危なかった、ハルトがこの部屋に入ってくるのが後5秒遅ければベッドに飛び込んでいた自信があるわ。まさにギリギリの戦い。
よく我慢したわね。私。
勉強を始めてだいたい1時間経ったけど、特に会話はない。
課題を消化しているだけだから、これはいつも通りね。
...やっぱり前髪長いわね。ハルトの目が見えないわ。
私は、ハルトの顔が好きすぎるから、ハルトの顔が全部見えてしまったら、私は顔が真っ赤っ赤になってしまうと思うの。
もしかしたら襲いかかってしまうかもしれない。
私が赤面してもハルトに、私の好意がバレない理由は、私の顔がいつも赤いからだと思うけど、流石に真っ赤っ赤になったらバレてしまうわ。
ドッドッドッドッドッドッドッ
落ち着きなさい。今は課題に集中しないと。
心臓が、鼓動する回数はだいたい決まっているのよ。いちいちドキドキして、心拍数が上がって行ったら早死にしてしまうわ。
今のままだと、健康にしてても、50代半ばくらいで心臓が止まって死んでしまうかもしれないわよ。
......50代半ば......かぁ
................
23でハルトと結婚して、だいたい1年か2年くらい2人きりの夫婦生活を満喫するわ。
で、26で出産するから、子供は大学に行った場合、22で自立すると考えると、私の年齢は48。
そうするとだいだい7年くらいはハルトとゆっくり過ごせるわね。
......悪くない。
ドドドドドドドドドドドドドドド!!
くっ苦しい!
ダメよ。これ以上この部屋にいたら、
私の人生設計が崩れてしまう。
「きょ、今日のところはこれで失礼するわ。」
「はやくね?まだ1時間ちょいしかやってないぞ?
もっとゆっくりしていけよ」
...
今、ハルトと2人きりの時間を過ごす>私の寿命
「うん。じゃあもうちょっといようかな!」
私の心臓はもうすぐ止まってしまうかもしれない。




