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私はレティ  作者: 喜多蔵子
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2  新しい友人

 13歳になったとき、シア様の元に二人の女性が訪ねてきました。シア様の計らいで庭の小さな東屋で四人だけのお茶会をすることになりました。

「レティ紹介するわね。此方の方がガーネット公爵令嬢クリスティーナ様。そして此方の方が南のハイライト辺境伯令嬢アンジェリカ様よ。」

 クリスティーナ様は美しいブロンドで空の青の瞳。たしか第三殿下の婚約者だったような、···気がする。

 アンジェリカ様は燃えるような赤い髪で、瞳の色は緑色。婚約者誰だったかしら···。

「クリスティーナ様は私達より一歳年下の12歳で、アンジェリカ様は同い年よ。」

シア様はニコニコ微笑みながら紹介してくれました。しかし、私の心は緊張感ではち切れんばかりの状況です。私の猫たちよすべて総動員されているかしら。

「初めましてロック男爵家が長女レティシアと申します。」

女は女優、女は女優、女は女優········。

「シア様から訊いた通り可愛らしいお姉さまね。私のことは妹と思ってクリスと呼んで下さいね。」

「本当に一緒にいてとても楽しいって手紙に書いていたがその通りみたいだね。私のことはアンジェと呼んでね。レティと呼んでかまわない?」

「勿論でございますル。」

私の言葉使いダイジョウブよね?



 結果だけ、やはり女四人。

最近の流行、美味しいお菓子、舞台俳優、誰それと誰それは婚約した、仲が悪いとか最後は噂話まで。気付いたら離れで全員お泊まり。総動員した猫たちは何処かに消えて、愛称で呼ぶ仲になっていました。

 翌日、また来るねと言ってお二人とも帰って行きました。


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