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私はレティ  作者: 喜多蔵子
15/29

15  閑話

短いです。

 本日、お日柄もよく、晴天です。束の間の幸せが戻ってきました。



『メアリー·キャッスル男爵令嬢に対して以下の処分を下す。

 度重なる規則違反、虚偽の報告等により、寮内反省室にて一週間の停学処分。尚、面会謝絶』



 平和は一週間で去って行きました。



 一週間後、メアリー嬢は復学したのですが泣きながら信者に私の身分が低いから·····など話していました。

 下町の女将さんが言っていた本物の女優がここにいました。私が被る猫とは比べ物にならず、ある意味尊敬してしまいました。

 




 最近メアリー嬢の信者、つまりメアリー嬢の言うことを盲目的に信じていて、かつ、彼女に恋をしている人達が固定化されてきました。

 一応騎士科に隠れファンクラブらしきものもあるそうですが、その人達は、盲目的ではなく『可愛いな』『虐められているのに健気』『気さく』『優しい』など言っています。最初は誰の話をしているのかわかりませんでした。

 そうそう、固定化された信者をはべらし本日も食堂で昼食をしています。

 少しうらやましい·······。いや、私にはフィリップ様がいる。手紙を書こう。いろいろ報告しよう。違う。違う。仲良く一緒にご飯を食べに行こう。




 よくよく見ると信者は十人。殿下がいる·······。

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