1 親友が出来ました
初めての投稿です。よくある話です。
私が父から彼女を紹介してもらったのは、10歳の時だった。
「レティ、こちらはメイフィールド公爵令嬢。少しお身体が弱いから療養のため今日からこの離れに住むことになった。仲良くしてくれ。」
いつも穏やかで優しい父が表情こそ穏やかだが目が『絶対絶対失礼なことをするな。我が家を路頭に迷わすな』と訴えていた。
私は、目の前にいる私と同い年の少女を見た。私と同じ黒い髪黒い瞳でもパーツが違う。おめめぱっちり。まつげ長い。色白い。肌もきれい。····うらやましい。
「初めまして。ロック男爵家の長女レティシアと申します。」
持てるすべての猫を総動員して挨拶した。
「初めまして。メイフィールド公爵令嬢レティシアです。本当に同じ名前なのね。でも愛称は違うみたい。私は、家族からシアって呼ばれているの。あなたのこともレティって呼んでもいいかしら。」
声かわいい。笑顔が天使。ノックアウトです。
「喜んで。」
そして私達は親友になった。
28話+登場人物紹介=全29話です。
全話予約投稿済
初めてなので拙い文章ですが、最後まで読んで頂けたら幸いです。