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力と引き換えに新たな生活を  作者: シャドウ
8/11

ちょっとしたイタズラ

すいません遅れました( ;´Д`)

数分後シーシラがコーヒーを両手に持ちアルの目の前に座った。

 彼は本を読みながらコーヒーを受け取ろうと手を伸ばすが取る事が出来なかった。


「ちょっとシーシラさん?」


 コーヒー取れなかったアルは本から顔を上げ、正面でコーヒーを持ちながら笑みを浮かべているシーシラを見つめる。


「やだねぇ、そんなに見つめられると照れるじゃないか」

「照れずに言われても」

「全く、細かい男は嫌われるよ?」

「はぁ…」


 アルはシーシラの言葉に呆れてため息をついた。


「で?何で座ってるんですか?」


 本を置き嫌味を込めて言うアル。


「うん?別に構わないだろ人がいないんだし。それよりほら、ご注文のコーヒーだよ」


 アルが本を置いたのを確認して引っ込めたコーヒーを彼の前に差し出す。

 彼女の表情には笑みが浮かんでおり、少しも悪いと思っておらず、むしろ楽しんでいた。

 そんな彼女にまたも溜息をつくアルだが大人しく渡されたコーヒーに口をつけた。


「どうだい、旨いだろう?」


 正面に座るシーシラが笑いながら聞いてきた。


「ああ、旨いよ。やっぱりシーシラさんのコーヒーは読書に合うよ」


 口に広がる香りと苦みが体を起こし、喉を通ったコーヒーが体を暖かくする。


(本を読みながら飲んだらどれ程いい時間を過ごせるだろうか)


 コーヒーを飲んでそんな事を考えていると、テーブルに置いてあった本をシーシラに取られてしまっていた。


「…っちょ!なにを!」


 いきなりの事に腰を浮かすアルだが、シーシラの笑みを見て腰を下ろした。


「…はぁ。もういい加減本を奪うのをやめてくださいよ」

「そう言ってこの前は本読んで話が出来なかったじゃないか」

「それはちょうどいい所だったからで…」

「はいはい、でも今回は私に付き合ってもらうよ」

「…分かりました。呼びに来るまでですよ」


 返事を聞いたシーシラは笑みを浮かべ、話し始めた。


もう一本短いのを出します((+_+))

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