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ギリシャ神話をざっくりとまとめてみる  作者: 軌跡
ギリシャ神話に登場する武具、モンスター達
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ギリシャ・モンスターズ! その2

・スフィンクス


 エジプトでもお馴染み獅子の身体に人間の顔を持っている怪物。ギリシャ神話の正式名称はスピンクスであり、女性。父親については諸説あるが、とりあえずエキドナの娘。

 クイズを出すのが趣味。朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足の動物は? クイズを出し、間違えたら相手を喰ってしまう困ったヤツ。

 しかし豆腐メンタルの持ち主。クイズに正解されると、海に身を投げて自殺するという呆気ない最期を遂げる。


・スキュラ

 

 上半身が美女の魔獣。下半身はヘビではなく、六頭の犬が合体した姿。

 もともとはニュンフと呼ばれる妖精だったが、ある女神の嫉妬を買い、下半身を怪物に変えられる呪いを受けてしまう。完全に被害者。

 両親については諸説あり、海神の子だったり、テュポーンとエキドナの子だったりする。


・ラドン


 ヘラクレスの十二の難業に登場する蛇。百の頭を持つとされている。

 黄金のリンゴを守っていたが、難業の一つとしてリンゴを持ち帰ろうとしたヘラクレスに殺される。もちろん、ヒュドラの毒を塗った矢によって殺された。

 死後、リンゴを守っていた功績から竜座になる。


・ピュトン


 テュポーンの乳母を務めていたとされる竜。ゼウスの子供アポロンとアルテミスに殺されると預言を受け、アポロンを身ごもっていた女神を追いかけ回していた。

 しかし出産を阻止するにはいたらず、生まれたばかりのアポロンに殺される。

 テュポーンがゼウスと戦った時、ゼウスから奪った腱を隠していた魔獣・デルピュネと同一視されることもある。

 なお、アポロンとアルテミスの母がピュトンに追いかけ回される原因を作ったのは、やっぱり女神ヘラ。


・ネメアーの獅子


 ヘラクレスの難業に登場する、鉄の毛皮を持った獅子。ヘラクレス自慢の棍棒、弓やを用いても無傷で、ギュッとしてドカーン(絞殺)して殺された。三日も締められて、やっとこさ殺せたらしい。

 死後、しし座になる。

 例のごとくエキドナの子。父親はテュポーン、あるいはオルトロス。


・カルキノス


 巨大な蟹。ヘラクレスがヒュドラと戦っている際、ヘラに命じられてヘラクレスを妨害するべく行動する。

 が、ヒュドラと戦うことに夢中だったヘラクレスに、いつの間にか踏まれて死ぬ。哀れ。

 死後かに座となるが、これはヘラクレスに対する嫌がらせとしてヘラが行ったもの、らしい。哀れ。

 一応、エキドナの子供であるとされる。父親はオルトロス。

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