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ぼくのひっこし  作者: 玲於奈
7/7

コーチでパリへ

なし

1週間後

学校に行くのがいやだったけど

ぼくはしぶしぶ教室に向かった。


部屋にいって驚いた

教室中の机

そのテーブルに

お菓子が並べられている

ジーナや、カリー先生がやってきて


「ハーイ」


って

はにかみながら

ぼくに言う。

どうやら

ぼくのための

びっくりパーティのようだ

もともと

毎年この時期に

みんなが家でつくったものや

図工で作った粘土などを

みんなで買って

そのお金で

学級で使う文房具をカリー先生が

買ってくれるパーティだそうだ


そして、驚いたのは

ぼくが

がっこうにもどった

おいわいの

びっくりパーティなので

ぼくは

どれをもらってもただ

フリーとのこと。


どのクッキーを

もらおうか迷っていたら

そこへ

ピーターが

こわい顔をしてやってきた

また戦うのかと

ぼくは空手のポーズをして身構えた。

そしたら 


「GO・ME・N」


そう言って

黄色いプラスチックの

消防士の帽子を

ピーターがぼくにかぶせた

そのしゅんかん

みんなが


「ワアアアアアア」


と歓声をあげた。

ぼくは、

意味がわからなかったけど

どうやら

ピーターが

ぼくにやるよって言っている

そう気づいた。


みんなが

ぼくが来るこの日のために

作ってくれた

クッキーや、粘土で作った小物やら

折り紙やらをみて

その日は本当に楽しくすごした


みんなでさよならをして

カリー先生にお礼を言おうとしたら

先生はぼくよりもかけだして


「楽しい週末を!

 私は高速バスでこれからパリよ。

 日本のアニメグッズを探してきてあげるわ!」


そう言って

ぼくより先に

さっさと校門を出て行った


おもしろい先生だなあと


ぼくは思った。


カリー先生とすれ違いで

むこうからハドソンさんも手を大きく

ふりながらやってくる


とても楽しそうにスキップして

去っていく先生を見ながら

ここならなんとか

ぼくもやっていけるかな

そう思ったぼくだった。

続編

「ぼくのがいこく生活」につづきます。

どうぞよろしく。

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