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春の渚  作者: 飛田扉
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少年の疑問

とりあえず一話です。5話くらいでまとめられたらなぁと思います。

『しょうがない。』


この言葉を多用しているのはいつからだったであろうか?

もう夕陽が沈みかけた公園のベンチで、タカシはそんなことを考えていた。特に切欠があった訳ではない。ただ、ふと思ったことを呟いていたのだ。


「・・・・・・はぁ」


呟いただけで特に答えを出す訳でもなく、タカシはベンチの背もたれに体重を預けた。

すでに桜が散り、公園の敷地に植えられた木々も若々しい緑を茂らせる5月を迎えているが、まだ4月の名残かブレザーを着用しているタカシも少しだけ身を震わせた。

目線を上げると、オレンジ色をしていた空が段々と藍色に染まっていくのが分かった。携帯で時間を確認すると、もうすぐ7時になるかぐらいで、タカシは「もうそんな時間なのか」と肩を竦めて立ち上がった。


「帰ろう」


脇に置いていた鞄を掴み、すぐ側に停めておいた自転車の籠に突っ込んだ。それからスタンドを蹴って上げると、またがって公園の出口を目指した。

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