世界観紹介
古代を参考とした架空の国[和乃国]の物語です。少々発展してる設定で、髪は切りませんが髪型は自由、服等も当時より良いものを着ているといった感じです。
大王を頂点とした国家体制。中央集権国家。
大王を補佐し、政を統べる者を[大連]または[大臣]という。
*大連と大臣の違いは血縁に由来する。
[連]
遥か昔から和乃国の中の一国を治めていた氏族(一族をまとめていう)の長を祖先とする。
姓の下に[連]と付く。
[臣]
皇族の庶流、分流を指す。大王にならない他の兄弟が姓をもらい臣下となる場合と、氏族の長の娘に婿入りした場合等で皇族の血が入っている氏族をいう。その場合、姓の下に[臣]と付く。
連の家の者が大王の補佐となり、他のすべての氏族(臣下)を統べる者となった場合に、[大連]となる。同じく臣の家の者がなれば[大臣]となる。
[和乃国]
海に囲まれた国。外の国から見れば小さな島国と揶揄されている。
都は国の中心にあり、吾と呼ばれる。
宮廷が存在し、表は政を行う場、奥は大王・皇族が住まう場と分けられている。
和乃国は都を中心とし、地方には三十以上の大国・中小国に分かれ各氏族の長が世襲制で治めている。
都に住まう氏族の長は宮廷の近くに各々屋敷を構え、地方に領地があれば親族に任せている場合が多い。地方を治めるその氏族の長は通常、宮中に出る事は無く自国を治めている。
[表・政務]
大連・大臣の下に各部署が存在する。各部署の長は連か臣の氏族の長の世襲制である。
神事(宮中の儀式)
織部司(大王・皇族の衣装を整える)
製鉄造・管理(武器製造・管理)
軍部
司法(警察・裁判)
監察(貴族を監視)
文筆(書記等)
外交(他の国との貿易・交渉)
等が挙げられる。
[外の国]
*和乃国では広・居・識の国と超大国等の国をまとめて大陸と称している時もある。
海を越えた大きな大陸に三国在り。
〔広の国〕大陸の北側にある国
軍事に優れている。他の国からの侵略に負けない。和乃国とはやり取りはあるが距離があり、親しいとはいえない。
〔居の国〕大陸の南西にある国。
遥か昔から和乃国と交流・交易を盛んに行う友好国。
〔識の国〕大陸の南東にある国。
広の国・居の国に押されているが、虎視眈々と機会を伺っている。和乃国とは遥か昔から交流があるが居の国に程では無い。
三国の隣・超大国
〔等の国〕
三国の隣に位置し、広大な領土を持つ超大国。政治・知識・技術・文化等他の国を遥かに超え発展している国で、軍事力も桁が違う。本編から八年前に統一された国。
隣の三国を狙っているが、北の広の国から細い道のみで繋がっているのと、広の国が強いのもあり、中々攻め落とせない。
和乃国を小さな島国と侮っているが、海を挟んでいるのと三国と手を結ばれては困るので様子を見ている。
*和乃国には遥か昔から三国とそれぞれ付き合いがあり、商人や職人が技術を伝えに来てそのまま永住し
た『渡来人』と呼ばれる存在がいる。
その中で大王から姓を貰い、役職に付いている者らも存在する。政ではその者らをまとめて[諸蕃]と呼んでいる。