表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/420

『2人だけの秘密な!』








 え、それって………………すっごい期待はずれな気分にさせてしまったのでは!?

 そう思ったら自然と頭を下げていた。



 「ま、誠に申し訳なく………!」



 「だからなにが!?………とりあえず、レイチェルが花瓶の花を変えているのを秘密にすればいいのか?」



 「はいっ!よろしくお願いします!」



 「シャイかよ」



 そう言ってアドラオテル様は朗らかに笑った。シャイ………なんだか前向きに解釈されている気が………。



 そんなことを考えていると、アドラオテル様が「あ」と声を漏らした。




 「ヨウちゃんの魔力を感じる………そろそろ行かなきゃだ。また明日な!」



 「はいっ、お、お疲れ様です!」



 「………頼まれなくても、多分誰にも言わなかったと思うぞ?」



 「え?」




 思わず頭を上げる。アドラオテル様は変わらない笑顔で、溌剌に言った。




 「レイチェル、2人だけの秘密な!」


 「____ッ」






 _____それは、思わず勘違いしたくなるような、少女漫画みたいな台詞で………。





 ____落ち着け私ィ!!!!




 私は反射的に自分の頬を叩いた。

 今のは恐らく………「弱味を握ったぜ!」みたいなことに違いないから____!!!





 そう自分に言い聞かせたけど、顔はやっぱり熱かった。





 * * *


 おまけ - サシャ × レイチェル




 「ただいまー」


 「おかえ…………り?」


 玄関からレイチェルの声がした。

 私はテレビから目を離してレイチェルを見て____咥えていた煎餅を落とした。




 レイチェルの頬が赤く腫れているのだ。これは一大事!?事件!?いじめ!?暴行!?かつあげ!?脅迫!?



 「ちょっとチェル!?アンタその頬どうしたの!?」



 「な、なんでもないよ」



 「冷やすから早く来なさい!」



 「だ、大丈夫だから!放っておいて!


 私、ご飯作ってくる!」





 レイチェルはそう言ってパタパタと台所に行ってしまった。………我が曾孫のピンチ…………!?こういう時は学校に連絡すべき!?それともショーカちゃんに謝るべき!?




 と、とりあえず今すぐクラウドに相談しよう!!!!




 「大おばあちゃん!これで騒いだらもうご飯もつくらないし家のこともしないから!言ったからね!?」




 「…………ぁはぁい…………」




 先手を打たれてしまった……………このモヤモヤをどうすればいいんだァァァァァァァ!!!!




 サシャ・ストライク。100歳を迎えた「次元の英雄」。弱点は曾孫であったのだった。



















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ