プロローグ(本に挟まれていた手紙)
やぁこんにちは、またはこんばんはかな。
この本を読めているってことは君は異世界人なんだろう?
俺の名前は宮司 零、君と同じ異世界人さ。まぁ死んでるけど。
この本に選ばれたってことは、君は特別な料理人なんだろう。
この本は特殊な作りになっているから選ばれしものじゃないと開けない作りになっていてね。
ま、そのぐらい価値のあるもんがこの本には詰まってんのさ。
運が良かったな。
まぁ、ここらへんでこの本の説明をさせてもらおうか。
この本の名は『異世界レシピ全集』。
俺が世界中を旅して作った料理の数々が書き記してある。
その中にはなかなか取れない貴重な食材で作った料理だったり、特殊な力を持った料理だったり色々あるわけだが、それらはきっと君に役立つものになるだろう。
まぁそんなところで.....ん?調味料がないって?大丈夫だ。この本の一番最初のページに調味料の召喚魔術を書いてあるからそれを詠唱して出せばいい。ちゃんと使い切れる分出せるし、調味料を入れている容器は中身が空っぽになった時点で無くなるから問題ないだろう。
君はこれから異世界で暮らしてかないといけない。だから君にアドバイスを一つ与えよう。それは『まずは仲間を作る』ことだ!仲間がいなけりゃ取れるもんも取れないからな。
まぁせいぜい頑張ってくれ!
____________________宮司 零
p.s.俺、手紙角の苦手だからちょっと変かも