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観光に行ったら、王族に会うことになったみたいです...

こんにちは。アルタリオス・リセム・アケビアです。

只今、クヌネ国女王、<サンスタリス・リカルト・メルリアンテ>様と、

二人でお話ししています。

(なんでこんなことになったんだ〜!)


ー時をさかのぼり、3日前。

今日は忘れていた観光をして、歩いていた。

(お、お土産やさんがある。そういやクヌネ国(この国)って何が名物なんだろ?

ちょっと寄ってみるか。)

カランコロン

『いらっしゃいませ。お客様。何をお探しでしょうか?』

「クヌネ国に来るのは初めてでして...何か名物ってありますか?」

『はい!ございます。クヌネ国は土地柄のお陰か、植物がよく育つんですよ。

なので、果物や小麦など、そして、その加工品が名物となっております。』

ふ〜ん。ていうかこの世界に来てからこういうの食べた事ないよな。

いっつも世界樹の実とか精霊樹の実とかばっか食べてたからな。

ハイエルフってそれだけで生きてけるもんな。便利だよな。

「じゃあ、とりあえずりんごのコンポートをください。」

「まいどあり。どうぞ。」

だいぶ混んできたし、外出てから食べるか。

カランコロン

「じゃあ、いただきま〜す。」

んんー。美味しー。甘くて最高!

美味しすぎ。ほんと、こうなんというか...言葉にできない感じ。

ドンッ   ドスッ

「我にぶつかるとは何事であるか‼︎不敬罪に処す!」

おお、これは..かの有名な漫画のお豚さん貴族のアレだ..アレ

まぁ、面倒になるといけないし、ここは謝っておくか。

「す、すみません。あそこのお店の名物のりんごのコンポートが美味しくて、

感動してて前が見えてなくて...」

「それとこれとは話が違うであろう!よいか!

我はこの国の貴族。お前はエルフ。昔は奴隷としていたモノぞ。

今は法でしか捌くことができんが...まぁよい。明日の正午。王城前裁判所にて待つ。

来なかった場合は、言語道断で不敬罪に処す。」

ああ、大変なことになっちゃったよ...ムカつく。

しかも僕、ハイエルフだし。

変装してたから気づかなかったのかな?

ペチッ

ボソッ「これはあのモノがやったのか、チッ、気に好かん。」

まぁ、いーや、とにかく王城前裁判所の場所を聞かないと...

知り合いって言ってもギルド長とか<シルフラ>さんぐらいしかいないけどな、

<シルフラ>さんは動けないし...ギルド長さんに聞いてみよう


ーギルド長室にて

「どうしましたか?」

「実はかくかくしかじかありまして...」

「そういうことでしたか...  では私が証人になりましょう。

弁護人もこちらから手配しておきます。

大丈夫です。貴族の不敬罪の裁判は観客が入れない仕組みになっているので、

貴方の素性がバレる心配はありません。」

ギルド長は安心できる人だから、大丈夫だろう。多分


ー次の日の正午。王城裁判所にて

(あのクソエルフ...不敬罪で死刑にしてやる)

(あれ...?昨日はブローチの色がグレーだったけど、今日はちょっと黒が濃くなってる。なんでだろ?)

「それでは、裁判を開始します。まずは被告人、入りなさい」

そこで入った僕に、人々は目を見張った。

そこにはエルフよりも耳が長いハイエルフと正装をしたギルド長がいたのだから。

「え ... ?」

「それでは原告側の説明です。」

「ーーーーーー」

検事はまだ僕がハイエルフだとは気づいていないようで怯えないで話を進めてくれた。

「では次に被告側の説明です。」

「では...。まず検事はこの方をエルフと言いましたが、それから否定いたしましょう」

「なんだとっ」

「このかたは<アルタリオス・リセム・アケビア>様。あの<迷宮>様の家系の方です。

世代から見て<迷宮>様はこの方の祖父か曾祖父でしょう。」

「なんだとっ。ということは...」

「そのまさかです。この方はハイエルフです。

...ということは?不敬罪を働いたのは何方でしょうか?」

「うっ」

「判決を言い渡す。〇〇よ。

迷宮ハイエルフ>様への不敬罪を働いたことによって無期懲役に処す」

「そんなぁ〜。我は知らなかっただけなんだー。」


一件落着!と思っていたその時、

「貴方の話私わたくしにも教えて頂けないかしら?」

「貴方様は..!?」

「ごきげんよう。わたくしはクヌネ国女王、サンスタリス・リカルト・メルリアンテと申します。

お話しを伺えないかしら?わたくし、<迷宮>様の方のお話し聞きたいですわ。」

「いえ、僕は、まだ初めてこの国に来てこれで二日目なんです。」

わたくしが城にお呼びするのは、保護の意味もあるのです。

探求者は続けても良いですが、何かあると困るのでこれだけは守ってくださいね。

その代わり、ハイエルフについての教養、術花じゅっかについて、

真ノまことのめの使用方法などをお教えしましょう。」

「…そういうことなら、お願いします。」

               ー次回に続くー

この頃アイデアが思い浮かばなくなっているので、休載します。

思いついたら再開するので、しばらくお待ちください

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