精霊と仲良くなったらトラブルメーカーになったみたいです…
ーダンジョンについた
攻略所の入り口は今までゲームや漫画で見たものよりも神秘的だった。
入口の扉は緑と金色。開けると紫のような青のようはゲートがあった。
聞いた話によるとこの世界の攻略所はゲートを通って別次元に行くらしい。
入ると少し「キーン」て感じの耳鳴りがした。その後、光が差した。
まるで落ちている感覚だった。
気がつくと、綺麗な森林の中のちょっと広い野原に寝そべっていた。
「しかし、この森は不思議なものだ。木が光って金色に見える。
これは「神秘」とつくのも理解できるな。」
でも、この木々の中で一番大きい木があった。あれが精霊樹だろうか。
まずはそこに向かうことにした。
ー精霊樹についた。
精霊樹にくるまでの間全然魔物に会わない。
「精霊士」が必要というのは精霊樹があるから、
精霊の加護で魔物に会わなくなるというものだろう。
まずはこの樹の精霊に話しかけてみよう。
『こんにちは。あなたの姿を見せてくれないでしょうか?』
「私に何か用がおありなのですか?」
後ろから声がした。思わず振り帰ると、とても綺麗な女性の精霊がいた。
『ふふふ。びっくりしたでしょ。それで、どうしたの?』
「はい。実は僕、初めて攻略所に来たんです。ここにくれば、
精霊から探求者に着いての話が聞けると思い参加したのですが、
お話を聞いてもよろしいでしょうか」
『いいわよ〜。でもその代わりお名前を教えてくれないかしら。』
「もちろんです。私は<アルタリオス・リセム・アケビア>と申します。
親しい方は<アルケビア>や<アルク>と呼びます。」
『あら<アルタリオス>だったの。どうりで、あの人に似てると思ったわ。』
「あの人?」
『そちらの世界では初代<迷宮>と呼ばれている。
<アルタリオス・バーグ・リセルグ>よ』
「その方にあったことがあるのですか⁉︎」
『ええ、あるわ。彼が最初の新米の時に来たのも、ここだもの。』
それから、精霊に色々教わった。
『あと質問はあるかしら?』
「あの…厚かましいかもですが、お名前を伺っても?」
『それくらいいいわよ。私は<シルフラ>よ。
…私、あなたのことが気に入ったわ!ここの魔物<ルブキング>の素材、あげる!
その代わり精霊になっても、私の事を忘れないこと。あと時々会いにくること!』
「わかりました!」
ー僕は<シルフラ>さんに別れを言って探求者ギルドに来た。
「この素材の買取をおねがします。」
「はい。わかりました。これは...ギルマス室にお越しください。」
ということでまたギルマス室。
「アルク様、この魔物は一体…?」
「これはルブキングと言います。精霊樹の精霊からいただきました。」
「…………わかりました。
これは金貨10枚で買い取らせていただきます。」
という事で細かいお金ができたから、明日はやり忘れてた観光をするか!
ー次回へ続くー