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憂憂、鬱鬱、最終電車。  作者: 阿片頭梔子
四月
7/7

日記、四月が終わっていく。

春が終わっていく。

別れがあって、出会いがある。

桜が咲いて、散って、葉をつける。

四月は夢のようだ。あっという間に過ぎていく。

いっそのこと夢だったらいいのに。

これが夢なら起こさないで欲しい。僕だけ眠り続けて、心地よい季節に僕を置いてってほしい。

現実は優しくない。僕に結果だけを突き付けて去っていく。

僕はこの四月を忘れることはない。永遠に苦しみ続けるだろう。後悔するだろう。呪い続けるだろう。

何者でもなかったこの春を、この自分を。

そして、五月が来る。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 高校生という、制服で守られていた時期が終わってしまい、決断力のなさゆえに(あるいは精神疾患ゆえに?)、大学生なり社会人なりのステージに進めないでいる、そんな主人公のもどかしさや苦しさを強く…
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