おまけ: ~メモがき~
山菜(以下、山)「さてさて、私の本作品・旅日記日記シリーズが無事に完結いたしました」
BGM:ぱちぱちぱち〜
山「という訳で、あとがきのあとがきと言う事で、ちょっとネタばらしを含めて、歩さんとお話しようかと思います。ではどうぞ〜」
?「えーと、すいません。歩の代理の『彼』こと優です」
山「・・・は?」
優「大変申し上げにくいのですが・・・。これ」
山「エアメール・・・ってまさか!?」
がさがさ・・・
山「えーと。『やっほー優さん。今私カナダにいるの!メイプルシロップの工場を見学させてもらって、できたてをソーセージにかけて食べたみたの。やっぱり本場は違うね〜』・・・だぁ?」
優「はい」
山「うがぁー!あいつはついに作者の手を離れおって!!」
優「内容が通っているようで、意味不明です。歩と約束をするなら、1週間前から約束を取り付けた上で、3日前には柱に縛り付けておかないとダメですよ」
山「だったらそうしておいて下さいよ!」
優「と言うより、自分の作ったキャラクターの主導権くらいしっかり握っておいて下さい」
山「はい。すいません」
*作中の「歩」ってどんな人?
山「では早速。一度頂いた感想でもご指摘された事でもあります」
優「皆さん色々な解釈をしていらっしゃるようですね」
山「ええ。ある人曰く、私こと『山菜歩』の分身。あちこちに旅行に行って、訪れた先で見たものを物語としてまとめている作家。そして、旅行代理店の回し者」
優(笑)
山「商売っ気はないんですけどね(苦笑)
旅日記の「歩」は、指摘どおり「山菜歩」の分身です。
私は小さい頃から空想癖があり、また、実際(途中下車の旅的な)旅をするのも好きです。
世界中で見たいモノ、行きたい所がたくさんあります。
ここで空想癖全開。
「こんなことしたら楽しいだろうなぁ」「こういう経験をしてみたいなぁ」という、「山菜歩」の空想を文章にしたものが、「旅日記シリーズ」なのです。
だから「作中の歩」は厳密に言えば作家さんではないのですよ^^
「厳密に」と言うのは、路銀を稼ぐために雑文を書いているくらいなものです」
*歩の性格
山「『歩』の性格は、ほとんど『山菜歩』本人と変わりません」
優「でしょうね」
山「冷静かつ即答でしたね(苦笑)
改めて書くのであれば、鉄砲玉で快楽主義者。動いていないと落ち着かない。空想癖あり」
優(しみじみと頷く)
山「そして何より、文章を読むこと・書く事が大好き。
作った部分としては・・・
1:自称・開拓者
2:護身具系統の扱いが上手(実際は下手。自分が発射した防犯スプレーを被弾する程)
3:即断・即決・即行動ができる。
くらいなモノです」
優「あの・・・。防犯スプレーを被弾したって・・・?」
山「風向きの関係で、発射したガスがこちらに流れてきて・・・」
優「・・・何やってんですか?」
山「若気の至りと、寝起きの成せる技です」
*旅の相棒の「大きな革のトランク」
山「さて、肝心の相棒。『大きな革のトランク』」
優「現実にも、山菜さんは旅行カバンとして使っていらっしゃるとか」
山「はい。『こういうモノの方が旅人っぽいでしょ?』という理由で選びました」
優「ほほう。形から入ったと」
山「ずっと憧れていましたしね。そして文中のトランクからは、四次元空間が存在しているのかと思われるくらいに、色々なモノが飛び出します」
優「・・・何が入ってるんですか?」
山「えーと・・・。
着替え、厚手のコート、薄手のパーカー、登山靴、サングラス、バンダナ、アメニティ各種、護身具系統、雨具、手帳、筆記用具、各国のみやげ物(幽霊番組のマリアのサインも含む)、旅のお守り(ペンダント)・・・」
優「すいません、もう結構です」
山「えー?あと野宿用品が入ってますよー。テントとか」
優「その収納技術は、ある意味アートですよ・・・」
*登場人物
優「結構キャラが際立っている方が多いような気がするのでは・・・?」
山「旅日記問わず、私の作品は誰かしら友人をこっそりとモデルにしています」
優「あっけなくばれた事もあったようですね」
山「ええ。詳しい描写はしませんが、『はいサーセンw』って(笑)。あからさま過ぎたようです」
優「本当は気づいてほしかったんじゃなくって?」
山「断じて違います。逆にこちらからモデルになってほしいと依頼した方も・・・」
優「OK出たんですか?」
山「ええ!本当に小説作成の時、キャラ設定に困ったことがないんですよ。と言うより、優さんもモデルになっている人はいますよ」
優「はい!?」
*世界観
山「不思議がられるひとつの要素です」
優「確かに。現代の話かと思ったら、妖精が出てきたり、過去の建造物が出てきたりって、不思議な感じがします」
山「そうですね。あえて言うなれば・・・。まず念頭において頂きたいのは、この物語は『ファンタジー』であると言う事。どんなことが起こってもおかしくない世界です」
優「現に他の小説のキャラクターも出てきたりしましたしね」
山「そうですね。そこでもうひとつの考え方。SF小説での手法・パラレルワールドに近い設定にしています」
優「と言いますと?」
山「『この世界にはいくつもの様々な世界があって、普段目に見えない、少し時間の位相がずれた世界がたくさんある』と言う事。端的に言っちゃえば、この世界はミルクレープみたいな作りになっていますよーって」
優「ふんふん」
山「その世界の一つ一つに、歩や他のキャラクターが『何らかの形』で存在しています」
優「なるほど。だから色々なキャラクターが乱入してきていると」
山「そうですね。アンジェラさん達なんかがいい例だと思います。それに妖精に誘惑される(回想・ヨーロッパ某所にて)わ、九龍城砦(中国某所にて)が出てくるわ・・・という事になっています。」
優「・・・さりげなく、時空を超えてますね」
山「だからジャンルは『ファンタジー』なんです。時空を飛び越えると言ったぶっ飛んだ設定も、ファンタジーだからこそ出来るものなのです」
*今後は・・・?
山「何だか歩さんは落ち着いているようで、落ち着いていないような・・・」
優「落ち着いていたとしても、さて何日続くやら・・・」
山「・・・信用されてねぇなぁ・・・(苦笑)」
優「と言うより、山菜さん自身はどうするおつもりで?」
山「ちょっとプライベートで忙しいから、一旦落ち着くまで連載モノはお預けかな?単発ネタは書くつもりでいますが・・・」
優「さて何日続くやら・・・」
山「ここまでキャラクターに信用されない作者も珍しいよね」
***
山「と言うわけで、『メモがき』いかがでしたでしょうか?」
優「『ここがわからない』、ツッコむぞという人がいたら、遠慮なくどうぞ」
山「取りあえず、おしまい!ばいば~い!」
優「では」
歩「ばいば~い!!」
山「ぬぉ!いつの間に帰ってきた!?」
おしまい。
長いようで短かった連載小説「旅日記」。
こちらでようやく完結いたします。
正直、書ききった長編小説はこの作品が初めてです。
この物語を書きながら、少しは文章書きとして勉強できたのではないかな?できたよね??と言った気持ちです。
そして一番思い入れの深い作品となりました。
次回予告になりますが、また新しいお話を考えつつあります。
見切り発車しない程度に、新しいお話を提供していけたらと思います。
応援してくださった方々、コメントやアドバイスを下さった方々。
本当にありがとうございました。
そして、また山菜歩をよろしくお願いいたします。
これにて、「旅日記」、完結!!