第9節 造られた誠意
「げっ! もう始まってんの!? 」
ぼんやりと廊下を歩いていると、窓から見える中央広場に、同じクラスメイト達が集まってることに気が付いた。
慌てて開いている窓から飛び出し、乾いた芝の地面を一気に駆ける。
一際目立つ赤髪の教師に向けてスピードを上げ、軽くジャンプして足でブレーキを効かす。
地面と擦れる足は芝を抉り、ちゃんと止まったのを確認してから、赤髪の教師……リュークへと焦るままに声をぶつける。
「リューク! これ遅刻!? 」
「いや8時30秒前、ギリだぜ 」
「うぉあっぶね!! 」
ギリギリ授業に間に合った事に安堵し、さっさと適当な場所に腰掛けようとした瞬間、リュークから淀んだ圧をぶつけられ、足が止まってしまう。
「てかヤマト。お前、ハルトしらねぇか? ユウトにもヒカゲにも聞いたが知らねぇらしいぞ 」
「あーーー……今日の朝、ちょっと殴りあおーぜーって誘ったんだけどさ、思いのほかヒートアップしちまって、んでそのー……半殺しにしちまったから、今治癒室で寝てる 」
何処か怒りを感じる声にビビってしまい、目を泳がせながらも頑張って声を出す。
だが帰ってきた言葉は、驚くほど優しい声色だった。
「で? 殺し合った結果は? 」
「……? 俺が頭かち割って勝った。でも魔術使われてないのに、左腕と右足折られた 」
「だろーな 」
戦った結果を話すと、リュークは得意げに笑い、鋭かった目を緩ませた。
ハルトを知っているような……というより、親密な感じを仄めかす発言に違和感を覚える。
けれどリュークは右手に付けた時計を見ると、俺から興味を無くしたようにクラスメイトへ視線を向けた。
「ほーい、今から授業初めっぞ〜。ヤマトは座れ、んでお前らは私語をやめろ〜 」
色々と気になる事はあるが、考えれば考えるほど『めんどくさい』という感情が増していき、なんだかアホくさくなってくる。
(はぁぁ )
内心でため息を吐きながら頭を掻きむしり、知ってる人物……ユウトの隣りに移動して腰を下ろす。
「よっ、昨日ぶり 」
「あっ、昨日ぶりです……じゃなくて! 殴り合ったってなんですか!? しかも半殺し!? そんなことしてたら停学になりますよ!? 」
「いや大丈夫だって。なんかハルトが決闘を申し込んでくれたからさ、お互い同意の上での殺し合いになったんだ。だから停学はなし 」
小声なのにめちゃくちゃ煩いユウトに、小声で事情を話す。
するお一瞬間を置いてため息を吐かれ、地面に着きそうなほど長い髪をそっと撫で始めた。
「それなら良かったです……ハルトさんも死んでないようですしね 」
「そだな……ほんと死ななくて良かったわ 」
改めてあいつが死なずに良かったと思うと、こっちも安心のため息が口から漏れてしまう。
『血楽魔術』……この魔術は身体能力全般を増強させ、致命傷を喰らえば強い高揚感を得ることができる。
高揚感に呑まれれば自分でも自制は効かず、快楽のままに暴れ回る。
だからこそ、ハルトを殺さなかったのはまさに奇跡だ。
(いや……手足折られたから冷静に戻れたのか? )
「んで今日する『近接戦闘訓練』なんだが……『なんで魔術師が殴り合うのか?』って思ってる奴居るな。んじゃ理由について軽く説明する、知ってる奴は聞かなくていい 」
あまり覚えていない殺し合いを思い返している中、リュークの声が耳に入り、そっちに意識を向ける。
「まずだ、この世の生物全ては3つの『魔法』を扱える。1つ目は『力』……これは体内操作の魔法で、運動能力の増強や痛覚の遮断とかいろいろできる。熟練者になれば髪の色や骨格までかえられる使い勝手のいい魔法だ。んで次に『元素』……これは元素を操る魔法で、氷や岩やら炎やら水。あらゆる元素関連のものを生み出し、操作することができる。んで問題の3つ目、『盾』だが……これは見せた方が速いな 」
話が長過ぎて途中から芝をいじっていたが、リュークが何かをすると分かり、もう一度意識を前に向ける。
視界に映ったリュークは、魔法で重厚な氷剣を生み出すと、その刃先を自分の首元に向けた。
「これは魔法で生み出した氷の剣だ。強度も重さもあるし、これを首に受けりゃだいたい死ぬ……が」
俺たちに淡々と説明しながら、リュークは自分の首に剣を突き刺そうとする。
けれどその氷が首に触れた瞬間、図太い刃は薄氷のように砕け散った。
「『元素』に対して絶対的な耐性を持つ。これが『盾』の正体だ。んでこっからが本題。魔法で攻撃できないとなれば、魔術師は『魔術』を使うしかない。だが魔術には戦闘に向かないものもあるし、火力や範囲に差が出ちまう。それを補う為に近接戦闘を鍛える必要があるって訳だ 」
「先生。じゃあ今日の訓練って…… 」
「あぁ、ペアを作って軽く殴りあってもらう。そんじゃ開始〜 」
(……んぁ? 話終わったのか? )
リュークの声が聞こえなくなり、寝ていた意識を現実に戻す。
すると、周りの気配が散り初めている事に気がついた。
ヨダレを拭いて周りを見るに、大方ペアを作れとでもいわれたんだろう。
(さて、誰とペア組むかなぁ )
距離感が分からないのか、気まずそうにペアを探す同級生達。
それを遠目で見てみるが、この中にはあんまり筋肉が着いている奴はおらず、誰かと殴り合いたいとは思えない。
(まぁ当然かぁ。全員まだ15歳か16歳くらいだからな )
人間としてみれば、その歳でムキムキなのは相当訓練された者だろう。
だがこの学校の生徒たちは、貴族や金持ちの家系が多いからか、肉体が鍛えられていたとしても上の下ほどしかない。
(……よし、こいつに決めた )
妥協に妥協を重ねて、見たところ一番筋肉がある青白い髪をした男……ヒカゲに声をかける。
「よぉヒカゲー! 俺とやらね? 」
「悪いが断る。お前と近接訓練してもボコボコにされるだけだ 」
同じルームメイトだからすんなり受け入れてくれるだろう。
そう思っていたのだが、ヒカゲは苦笑いしながら願いを拒絶し、さっさと他の人の所へ行ってしまった。
(……あれ、これもしかしてさ )
嫌な予感が胸の奥に突き刺さり、なんとなく目に入った胸のデカい女に声をかけてみる。
「なぁ、俺と訓練し」
「や 」
要望を伝える前に女からは舌を出され、またも拒絶されてしまった。
しかも一言では無く、一文字で。
(やっぱり俺……避けられてね? )
全く悪い事をしてないのに、何故か避けられている。
そんな現実にフリーズしてしまい、少し遅れて意味もない涙が出そうになった瞬間、後ろから両肩を掴まれた。
「あっ、ユウト〜 」
「どうもサクラさん。とりあえずヤマトさんはこっちに 」
「いやえっ!? 」
突如現れたユウトに、サクラと呼ばれる女は甘い声をもらした。
けれど名を呼ばれた本人は困った風に笑い、軽々と俺の体を引きずり始めた。
「いや……何事? 」
「いえ、別に嫌われてませんよって伝えたいだけです 」
「……? あれ、口に出してた? 」
「共感性が高いだけですよ 」
ただでさえ女っぽい顔付きなのに、優しく笑うユウトの顔は女その者であったが、それよりも気になる事を尋ねてみたい。
とりあえずは掴まれた手を弾き、ユウトの顔を真っ直ぐと見つめ返す。
「んでえっと、なんで嫌われてねぇの? つか俺、なんかした? 」
「うー、悪口を伝えるみたいで悪いですけどね。まずヤマトさんって入学初日でリュークさんを殴り飛ばしたじゃないですか 」
「おう 」
「その時点でまぁ……『あいつの力ヤバくね?』と噂されまして、それでさっきの『半殺し』発言で一旦距離を置かれてるだけですよ 」
顔を顰めながらも、言い辛い事を説明してくれたユウトのお陰で、さっきまでの痛みが嘘のように消えてくれる。
……安心、してるんだろうな。
「……あんがとな、お陰で楽になったわ 」
「……? 僕は余計なことを伝えただけですよ? 」
「余計でもなんでもねぇよ。ただ……自分が避けられてる理由が分かったんだ、それほど安心できることはねぇよ 」
謙虚なユウトにただ自分ができる感謝の言葉を伝える。
すると恥ずかしそうに口元を指先で隠されたが、隠れていない表示は笑顔を物語っている。
どうやら感謝が伝わってくれたようで、こっちも笑顔になってしまう。
「でもヤマトさん、訓練のペアは決められそうですか? 」
「あっ……まぁ探せばいる、と良いなぁ 」
「では、僕がペアになりますよ 」
(……マジ? )
めっちゃ失礼だと思うが、訓練するのならユウト以外が良い。
細く引き締まった肩や腰に、傷一つない白い拳。
長く艶めかしい髪は戦闘のことなど考えておらず、見本のような貴族の容姿をしている。
そんな奴が軽くでも殴り合えるなんて、想像がつかない。
だが自信満々に胸を張るユウトを見ていれば、さっきの恩も相まって断り辛過ぎる。
「あー……一応聞いとくけどさ、お前って近接戦闘好き? 」
「嫌いですよ。だって汚れるじゃないですか 」
(うーん、そうだよなぁ )
正しく箱入りむす……子の発言に、一周まわって苦笑いをしてしまうが、これ以上気にしても仕方がない。
しっかりと手加減して、ユウトにも訓練になるように立ち回ろう。
「ふーっ 」
周りと十分に距離がある事を確認し、静かに構えを取るが、ユウトは腕を脱力させたままじっとしている。
「……構えは? 」
「あっ、これが僕の構えなんです。それよりも……始めて大丈夫ですか? 」
「あっ、あぁ 」
構えにすらなっていない腕の位置に、正直なんの意味があるのか分からず、またも不安が胸に込上げてくる。
(うーん、殺さねぇようにし)
ユウトの態度にまたも苦笑いしてしまい、本気で手加減しなきゃなぁと考える。
瞬間、左半身の毛が一斉に逆立った。
「っ!!!? 」
油断しきっていた体が強ばり、反射的に左腕を構える。
だが重い衝撃が体に響くと、一瞬意識が飛び、視界には青い空が広がっていた。
(……? )
一瞬何が起こったのか分からなかったが、遅れて自分が吹き飛んでいるのだと気が付く。
背中で地面を押して跳ね上がり、着地した足で勢いを殺す。
けれど吹き飛ぶ体は簡単には止ってくれず、遠くにいた誰かに突っ込んでようやく勢いが止まった。
「重い 」
「とっ、悪ぃ 」
クッションにしてしまったせいか、サクラと呼ばれる女は不機嫌そうな顔をしている。
だがそんな事はどうでもよく、適当な謝罪を述べて退き、熱い左腕に目を移す。
左腕からは折れた骨が体外へ出ており、骨が裂いた筋肉からは黒い血が溢れていた。
(蹴られた……んだよな? )
油断しきっていたため、何をされたかは見えなかった。
だが右足を黒い血で染めるユウトを見れば、答えは明確だった。
(とりあえずっと )
飛び出た骨を右手の握力で体内に戻し、『力』で神経を繋いでから、傷口を『元素』の氷で塞ぐ。
手荒な応急処置を終えて顔を上げると、心配そうな顔をしたユウトがこちらに歩いてくるのが見え、さっさと聞きたいことを伝えてみる。
「……お前、近接戦闘嫌いじゃなかったのか? 」
「えっ、嫌いですよ? だって血は落ちにくいじゃないですか 」
のほほんと笑うユウト。
その笑みには先程の優しい面影はなく、冷たい殺意が溢れ出ている。
けれど痛みが走る脳には冷たい殺意が心地よく、自然と頬が吊り上がってしまう。
「悪いな、正直お前のこと舐めてたわ 」
「えっ、そうなんですか? それはちょっとショックですね 」
「ははっ、だからさ……全力でやり合おうぜ 」
「……はい、お手柔らかにお願いします 」
一言で意図が伝わったのか、ユウトの額には赤いヒビが走り、俺も『力』の赤いヒビを両腕に走らせる。
互いに殺意に満ちた笑みを浮かべると、辺りには無音が響き、ピリピリとした圧が頬をなぞる。
焦れったくも濃厚な一時……そんな時間に耐えきれず、笑い声と共に地面を蹴る。
「ハハッ!! 」
一度の跳躍で間合いを詰め、反応できずにいる顔面を右腕で殴り付ける。
怯んだ隙にみぞおちへ右肘を打ち込み、垂れ下がった顔面に左拳をぶつけると、ユウトの口からは血が飛び散った。
腕には肉を打つ感触が響き、更なる追撃を仕掛けようとしたが、いつの間にか伸びている両腕から頭を掴まれた。
(あっ? )
瞬間、意識がブレる勢いで頭を引っ張られ、迫る額に顔面を押し潰された。
「っぶ…… 」
鼻が折れたのか動脈が千切れたのか、大量の血液が鼻穴から溢れるが、それに構う暇もなく、更なる頭突きが顔面に迫る。
「っ!? 」
迫る眉間に右肘を打ち込み、ユウトの怯んだ顔面にドロップキックを打ち込む。
靴裏にはナッツでも踏んだような感触が伝わり、顔面の骨を砕いたと理解できた。
「っう!? 」
蹴られた体は大きく傾くが、ユウトは足で踏ん張りを効かせると、すぐさま俺の右足を左手で掴んだ。
身体中に悪寒が走った瞬間、片腕の力で体を振り回され、そのまま地面へと叩き付けられた。
「ぶっ!? 」
勢いが強過ぎたのか体は跳ね上がり、パニックを起こした内蔵は血を絞り出す。
だが容赦なくユウトは足を動かし、もう一度俺を地面へと叩き付けようとする。
でもそれは……
「おせぇよ!! 」
動く左の足先でユウトの左親指を抉り、拘束の外れた右足で肩を蹴り抜く。
致命にはならないものの、その反動で間合いの外へ逃げ、すぐさま軋む体を起こす。
「いやぁ、すげぇパワーだな 」
「ヤマトさんこそ、惚れ惚れする連撃ですね 」
黒い鼻血を手首で拭きながら、賞賛の言葉を送る。
するとユウトも、顔に付いた血液を拭いながらこちらに賞賛の言葉を送ってきた。
あぁ、楽しい。
殺し合い、血を流す度に友情が芽生えるような気がして……殴り合う度に、心の内を伝え合うような気がして……本当に、楽しくて仕方がない。
「なぁ、もっとペース上げていいか? 」
「はい、何処までもお供しますよ 」
これ以上ペースを上げればどちらかが死ぬ。
そう分かっている筈なのに、ユウトは黒い血で汚れる顔を物静かな笑みに変え、ゆっくりと……殺意をむき出しにした。
殺意と殺意がぶつかる中、地面を蹴る。
が、突如として現れた黒い入れ物が俺達の合間に落ちてきた。
(なんっ)
意識がそちらに向いた瞬間、入れ物からは閃光と爆音が弾け、聴覚と視覚が白く塗り潰された。
「っうう!!? 」
目を閉じても白い光は消えず、高い耳鳴りが脳に響くせいで左右すらも分からない。
そんな中、両膝に鈍い衝撃が走り、力が入らなくなった体は跪いてしまう。
(何が起こっ)
未経験の状況に困惑していたが、3秒ほどで視界には色が戻り初め、耳鳴りが治まってくる。
5秒かけてようやく白い目隠しが取れると、視界には虫でも噛んだような顔をしたヒカゲが映りこんだ。
その手には謎の黒い魔具が持たれており、煙が登る筒状の部分からは硝煙が力強く香っている。
「……見えるようになったのか? 速いな 」
「あっ、あぁ……てかヒカゲ!! なんで邪魔したんだよ!? 」
「うるせぇ! 訓練だからって殺し合うか普通!? つかリューク!! 教師なら止めろ!! 」
「あー? だってお互い合意だったろ。どっちかが死んでも誰の責任にもならねぇよ 」
「死んでからじゃ遅いんだよ! このクズ!! 」
楽しい楽しい殺し合いを邪魔され、苛立ちと共に声を荒らげたが、俺なんかよりもよっぽど苛立っているヒカゲの圧に何も言えなくなってしまう。
というか周りを見てみると、俺とユウト。
リュークとヒカゲ以外は遠い所へ避難しており、その不安に満ちた目は全て俺達に向いている。
(……なんでこんな目、向けられてんだろ? )
「あーもういい! とりあえず早退すんぞ!! 」
「うおっ!? 」
隣で怒鳴り声が聞こえたかと思えば、そのまま片腕で抱き抱えられ、荷物でも扱うように運ばれ始めた。
「おい下ろせヒカゲ! 自分で歩ける!! 」
「膝撃ち抜いたんだから、歩ける訳ねぇだろ 」
腕を振り解こうと暴れてみるものの、手負いの体では鍛えられた腕力に勝てず、しょうがなく諦めて体の力を抜く。
「てかユウト、お前は大丈夫か? 」
「はい。肩と骨が折れているだけですから、全然大丈夫です 」
ヒカゲは俺の時と比べ、かなり優しい口調でユウトを心配するが、心配されている本人は黒い血が垂れる顔を笑顔にするだけだった。
(マジか……あれだけ殴ったのに )
最低でも首は折れて欲しかったが、何事も無かったように振る舞うユウトを見てみると、今度は殺してやりたいという欲が溢れてくる。
だがヒカゲは虫でも噛んだように嫌な顔をし、すぐさまポケットからハンカチを取り出した。
「ほら、これで血を吹け。その血はすぐ腐るだろ 」
「えっ、でも汚くなりますし……」
「別にいい。いくらでも替えはきく 」
押し付ける形でユウトに紫のハンカチを渡すと、ズレた俺を抱え直し、ヒカゲは建物に向かって足を進め始めた。
歩く度に揺れる体は心地よく、なんとも言えない楽しさが胸を弾ませる。
だがくっ付いているヒカゲの体へ意識を向けると、また違った楽しさが頬を吊り上げてゆく。
(うわぁこいつ……めっちゃ鍛えてんなぁ )
パワーでは俺やユウトに負けるだろうが、実用的な付き方をした筋肉からは美しさを感じる。
というか、80キロは超える俺を持っても体幹がブレない辺り、えぐい鍛え方をしている事は間違いない。
(ハハッ!! 個人戦……楽しみだなぁ!!! )
あと1週間と6日……個人戦までが待ち遠しい。
ユウト……ヒカゲ……そしてハルト。
全員……俺の手で殺したい。
そしてその後、全員で美味い肉でも食いに行きたい。
(あぁほんと……楽しみだ! )