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WORLD SHOCK   作者: むつひこ
序章 統合政府と前史
1/4

 ~統合政府~

 

 西暦2039年、イスラム社会とキリスト社会が主軸となった第三次世界大戦(宗教戦争)が勃発。核兵器こそ使われなかったものの、6000万人という多大な犠牲を出した。その後の2066年には日本などの国の尽力により核兵器が完全に廃絶されたが、一方、破壊力で核を凌ぐ分子破壊砲といった新興兵器が次々に開発されてゆき、2078年、再び両陣営により第四次世界大戦(20年戦争)に突入、世界は混沌を極めた。

 

 しかし2101年に大戦は終結し、ついに安定した世界を手に入れた。この世界の平和を継続させるため、国際連合を2102年に国際統合政府IUGに改称し、今や世界82のすべての国家が参画した組織になった。そしてこの下に統合軍が組織され、直轄管理下に三大実力部隊と数えられる部隊が創設される。各国の技術や人材を集積した統合軍本隊「UA(ユア)」、最新鋭の兵器で武装した統合軍実力精鋭部隊「MARSA(マーサ)」、そして遺伝子操作により誕生し、特殊能力を持つミュータントによる独立特殊部隊「RINKS(リンクス)」である。


 しかし数年後、これらの実力部隊の増強に伴い各国が保持する軍は縮小され、統合政府を実質的に操る8つの大国に対し小国は懐疑の念を拭いきれないでいた。さらに2108年にはアフリカ北東諸国で民間人が武装蜂起し、そのことごとくがUA(ユア)という実力部隊(・・・・)に鎮圧されたことにより国際社会は再び不安定化をたどるのだった。


 そんな中、2109年に大国の一角を担う日本国連邦、フランス共和国、インド共和国連邦は統合軍を縮小させる案を発表。これに対し世界の主導権を狙うアメリカ合衆国、中華民主主義共和国、ブラジル共和国連邦、ロシア共和国連邦は拡大案を支持。南アフリカ連邦は、現状維持を唱えた。

 



 これはさらなる、そして今までにないほどの危機を迎えようとする世界とその運命に抗う人々の物語である。

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