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御伽話と少女  作者: 悪死姫
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外に出たい夢

今日も変わらない朝が来る。

いつも、お屋敷の中で朝日を見てる。

外ってどんな場所なのかな。

私には分からない。

物心ついた時には、この部屋にいた。


私は両親を知らない。

顔も分からない。

親が殺されたと言い聞かされた。


過去の記憶が蘇る

「お姉様。シンデレラを読んで!」

『好きねぇ…』

そう言いながら本を読んでくれお姉様。

本当の家族じゃないけど、幸せだった。

『王子様と結ばれました。』

シンデレラは王子様と結ばれる。

ガラスの靴を落として、王子様が

「この靴を履ける女性と結婚する」

といい、国を歩き回る。

そして、シンデレラが靴を履いたらピッタリ!

素敵な話でしょ?


「お姉様。どうして、私の両親は殺されたの?」

『!?な、何を言うのよ!知ってても、答えません!』

(バンッ)

勢いよく扉を閉める、お姉様。

様子が可笑しい。

義母様にも言うと怒られる。

こんな記憶を思い出してしまった。


「ンッ…。夢?見たい。」

過去の夢を見た。

外に出たい思いはつのるばかり。

明日で、16歳の誕生日。

外に出たい。

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