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作者:

前から気づいてたみたいなんですけど

明日から変われるみたいな話なんですけど

途中まで終わってたことなんですけど

いつまでも気づかないままみたいなことなんですけど

それでも 

それでも

私には

何かあるって思ってた

どこかにいるって思ってた

ゆっくり歩いていても

急いで過ごしていても

それが訪れたら気づくはずだって思ってた

悲しい気持ちに降られたら

それが私の心の支えになるはずだった

喜びの中にある時

私はそれがそれが思い出されるはずだって思ってた

そんなにも私は 

まだ知りもしないことを

まだ起きてもいないことを

まだ気づくとも知れないことを

胸の内に秘めていた

それがやってきた時

全てが私にとって無意味になる

全てが私にとって変わってしまう

そんな一瞬

そんな訪れ

奇跡としか呼びようがないもの



泣きたい気持ちを抑えて

笑い転げたい衝動を無視して

誰が生きていける?

きっと神様にだけ

神様にだけ許された

私たちの

私たちの生き方

まだ誰にも見つかっていない

まだ誰のことも考えないで

私たちは

私たちのことだけ

知りたい

隠したい

見つからないで

見つけないで

いつか生まれたことに

死んでいたことに

しておいてほしい

そのままに

私たちは

どこにもいない

ということに



帰れない 

帰れないなあ

元通りのまま

忘れられたまま

変わらないまま

何もかも

難しいことが

簡単な気持ちが

伝わってしまったら

分かってしまったら

帰れないなあ

帰れないよ

こんな気持ちで

家の中まで

別の世界みたいで

どこまでも

どこまでも

君のことばかり考えてしまう

約束していないこと

思い出にもないこと

いつか消えてしまうということ

何もかも許されてしまうような気がする

誰かが 

私のことを

君に告げてくれたら

私はどこまでも自由になれる

今すぐ君に会いにいける



嘘ばっかりだ

世の中は嘘ばっかり

君にしてみたって

私のことだけを好きでいるってことはできないし

誰にも変わらない心を保証するものなんて無いけど

とにかく 

私は君が好きだし

君だって私のことを悪く思っていないに違いない

そんな嘘

積み重ねて

いつか崩れて

笑われるよ

神様に

それがどうした

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