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第3話

スカトレ第3話ですありがとうございます!

この作品って1話の前書きでも書いたんですけど自分の夢が原作(?)なんですよそれをブラッシュアップしていく感じで作ってるんで内容とかはだいたい最後まで決まってるんですけど小説として書くのに結構手間取ってて1800字づつ位であげてます

まぁなんやかんや言ったけどとにかく頑張ります!


「何してるんですか?」

その声はひどく穏やかだった。真面目で優しい先生を印象付ける声。

「今日、初日は4人ですか・・・他のクラスは0人のところもあったそうです。皆さん頑張りましょう。」

黒板を見て先ほどと同じ声でそう言った。テストの結果を発表するときと同じようなテンションで。

「あの、いいですか?皆わかってると思うんですが黒板の数字って何の数字ですか?」

1人の生徒・・・クラス委員の田中慎也(たなかしんや)が挙手し回答を求める。この質問は答えが分かっていて欲しい答えをもらうものではない逆だ。想像している答えと違う答えが欲しいものだ。だが現実は無情だ。甘くない。

「あーこれですね。確かに分からないと不安ですよね。多分想像通りですが今日亡くなった方の人数、退学者の数です。左からこのクラス、学年です。つまりこの1ーBクラスは47人中の4人の仲間が『退学』となったようですね」

声色を変えずただ言う。分かりきっていた答えをマニュアル通りに喋るレスポンスの様に。クラス内に暗い雰囲気が流れる。誰も喋らない喋れないそんな空気になる。それを当然のように壊す声。

「さあ皆さん席について・・・と言っても座ってくれませんよね、じゃあこのまま。」

そこで一度区切り軽く深呼吸する。一度軽く深呼吸をする、これは見慣れている担任片山の朝礼前のルーティーンだ。

「今から朝礼を始めます。礼・・・は飛ばしますか。では本題、今日から試験を始めます。試験内容は授業中、登下校中のスカイトレイン、寮生活中、家などで各教師から出される試験をクリアすること。もちろんわかっていると思いますが・・・。」

そう話し続ける。ルール説明が終わり「では朝礼を終わります。」と言って片山が出ていく頃にはクラス内の誰も喋るどころか動こうともしなかった。

ルールはこうだ。


1、生徒の欠席は認められない。ただし具体的な病名または症状が出ていれば考慮される

2、授業の廃止。あらかじめ試験の内容、ルールが説明されるためその試験の対策を考える時間として授業時間を使用可能

3、生徒間暴力、教師への暴力許可。ただし全て自己責任

4、ルールではないが警察や法的機関への相談は無意味である。


以上の4つ。このシンプルかつ単純なルールのもとこれからの試験は行われる。そのようにルールを自分の中で確認していると

「ぴんぽんぱんぽぉーん」

明らかな人の声での放送・・・スカイトレイン内のものと同じ声の放送が流れた。

「はぁーいでは第1の試験を始めまぁーす。1つ目の試験はぁー・・・ダラダラダラダラ・・・ダン!

『消える魔球のドッジボール』でぇーす」

消える魔球のドッジボール・・・そう言われてピンとくる人はいるだろうか。しかも一番最初から運動系つまり得意不得意がはっきり分かれるゲーム。

「まぁーそう言われても意味わかんねぇーって人が多いと思うのでぇールール説明タァーイム!消える魔球といえば漫画とかでよく速すぎて見えないみたいな描写がありますよねぇーそれをステータスではなく科学の力で再現したのがこれ消える魔球のドッジボールですボールが手から離れると文字通りボールが消えます。まぁー消えると言っても見えなくなるだけですがでそれが手以外の場所に当たるとアウト!その時点で退学です。ちなみに手は当たってもセーフです。まぁー良心的!コートは四方を壁に囲まれた部屋、チームはクラス全員、対戦相手はA〜Hクラスのランダムな相手、先行のチームは人数の少ない方、制限時間は1時間、ワンバウンドでもアウト!そして最後!ボールを拾った人が10秒以内に投げること、そうしなければ退学、ですからねぇー。あぁーまだあった、例えばAクラスの人がボールを投げBクラスの人の手に当たった、その時点でボールの所有チームが変わる。ボールの所有チームのメンバーがボールに当たっても退学にはならない。以上だよぉーじゃ楽死んでぇー」

そう言い放送が終わる。また人が死ぬ。午後死者が増える。そう言われた。しかも説明不足感が否めない。

「皆一旦話し合わないか?作戦会議だ。」

楓原が真っ先に声を上げる。死者が出ること、それだけは絶対に防がなければならない。クラス中の視線が集まる。

「楓原・・・君だよね?その案には賛成だ。よし皆とりあえずどうやったら犠牲者を出さずに済むか考えよう!」

クラス委員の慎也がわざと明るく振る舞う。それにつられて他のクラスメイトも無理矢理笑顔を作る。全員死ぬのは嫌だから、1学期の間一緒に過ごした仲間をこれ以上失いたくないから。そのまま犠牲者を出さないための話し合いが始まり、終わる。


そして当時、第1試験『消える魔球のドッジボール』が始まる。


3話終了ですありがとうございます!

自分で書いてて思ったのがルール説明ってめっちゃむずかしい!漫画とかだと絵が入るから結構楽になるけど文字だけだと伝わるか?ってなりました。わかんねーってなったらコメントとかしていただけると嬉しいです

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