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ふと、思い出して  作者: 櫻美
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学校に行くには家から徒歩で15分程歩き

駅まで向かう、電車を降りてさらに10分程歩き

ようやく学校に着く。

家から学校に行くまでさほど遠くはないが

なぜだか恐ろしく長い道のりのように感じていた。

登下校の際、唯一の楽しみは電車で本を読む事。

特別本が好きな訳でもなかったが、

なぜ、夢中で読み続けていたのか今では

さっぱり忘れてしまった。


学校に着き教室へ行くと慣れ親しんだ声で

「川嶋、待ってたよ。宿題やったか?」

当時、仲の良かった藤野。私を待っていたのか

出来上がった宿題を待っていたのか。

そんな事どうでもよく「はい、これ。」とだけ言って

片手で藤野にノートを渡す。渡された後、藤野は

「さんきゅー」とだけ言って自分の席に帰って行く。


藤野とは中学校から一緒だが

中学の頃は殆ど会話もした事がなかった。

受験日の当日、帰り道が途中まで一緒だった所を

向こうが気づいて声をかけてきたのをきっかけに

高校に入学してから親しくなった。

藤野は明るい性格で、サッカーが得意だった。

自分とは真逆の性格だったが、気を遣わず

自然体でいれるので居心地が良かった。


授業が終われば藤野は部活へ

私は家を目指す。門の外に出ると

来る時よりも足取りは軽く開放感で満ちていた。


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