〜爺ちゃんとの電話〜
【ピロピロピロー♪】
母親「だれからや」
私は音楽を聴いていた
母親「あら、爺ちゃんやん!もしもし?あんたなにしとるん?」
会話は聞こえなかったが…
母親「ひなちゃん 爺ちゃんが喋りたいと」
久しぶりの爺ちゃんだ。
しかし話す内容は決まっていた
私「もしもし?久しぶり爺ちゃん!」
爺ちゃん「おー!ひなか元気にしとるんか?」
私「元気やよ!」
爺ちゃん「ほんなら、良かったわ」
私「私、新宿で月200万稼げたよ!」
爺ちゃん「本当の話か?笑 さすがわしの孫じゃ笑」
私「でもね…私、ドラッグやっちゃった」
爺ちゃんは何というだろうか。
怒られてしまうのか…
呆れられてしまうか…
考えてると
爺ちゃん「ヒャッヒャッヒャ!!(爺ちゃんの笑い声)おまえもやることやって辞められたんか?」
私「何で笑うの?笑 うん!スッパリ辞めたよ。」
爺ちゃん「ほんなら良かったわ もう手出すなや。捕まっとらんのやろ?」
私「捕まってはない」
爺ちゃん「そーかそーか。やっぱり離れとってもやることやって同じ血ひいとるな」
私「どういう意味?」
爺ちゃん「母ちゃんに変わってくれ またな。」
私は母親に携帯を渡す
久しぶりに聞いた爺ちゃんの声
そして打ち明けたが爺ちゃんも動揺するどころか笑っていた
こんな家庭なので私は普通の家庭がよくわからなかった
爺ちゃんには海外にも子供がいる
しかも、その子供の名前は母親と同じ名前だ
そんないつも笑顔が絶えないユニークな
爺ちゃんは反社会的勢力の方にスカウトされるが爺ちゃんは度々断っていたと聞かされていた。
その為そういう人達の知り合いは多くいるらしく
いつもどこでなにをしているのか母親さえわからないでいた。




