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それでも生き続けていく〜自伝〜  作者: ヒナノ花ひな
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〜限界〜


私はテレビの音を聞きながら横になってボーッとしていた


アイスや魔法の錠剤



フワフワと浮かぶ幻覚を見つめ




ただボーッとしていた




電話やメールが鳴るが見向きもせず。





私はこの先どうなってしまうのか…




捕まって人生を無駄にするのか。




だけどもう後戻りが出来ない状態にあった





真夜中に白目を剥き泡を吹いて痙攣発作が起きるようになったのだ。




母親は私が死んでしまうのではないかと発作が起きるたびに心配していた









しかし







救急車で緊急搬送され医者からはドラッグの疑いがあるから尿検査をしたいと母親は言われたらしい





看護師「相澤さーん ちょっと尿検査いいかな?」





意識を取り戻した私はそんなことも知らずに



私「はい。いいですよ」


と、軽く答えた。




全く尿が出る気配がなく



私「あれー?ベッドの上じゃ出ないです。座ったら出るかも!」




看護師「うーん ここで出してもらえる?頑張って」



何度も試すが出る気配がなかった



私は仕方なくベッドの上で座りながらしようとしたとき



看護師「あー!横になって!尿検査はやっぱりしなくても大丈夫です」




【今思えばドラッグを使用している人は尿検査を普通は嫌がるのを裏腹に私は座ってでも必死に尿を出そうと尿検査を応じたからだろうか。何かの勘違いだと思ったのだろうか。しかし、体調を回復したときにもう一度広いトイレで尿検査を受け

それでも結果は何故か陰性。

痙攣を起こしては緊急搬送され尿検査を受けるも何故か度々〝陰性〟だった。

今思えばこのとき逆に〝陽性〟で捕まっていれば私は後遺症の統合失調症にもならずに反省をしながら普通な人生を歩めたのじゃないかと、ふと思うときがあります。なによりも母親に心配を掛けてしまったことを後悔しています。】



退院の日私は早速ヒラキに痙攣のことを話した




ヒラキ「え!?尿検査受けたの??」






私「受けたよ」






ヒラキ「なにもなかったんだよね?」




私「大丈夫だった」














ヒラキ「ごめん…ひなちゃん…




《もう、売れない。》」








私は頭が真っ白になった

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