〜ドラッグ中毒のリフレ嬢〜
目覚ましが鳴り今日はバイトだ
私は朝が弱かった
私「あー。だるい…。」
私は3DSに隠していた針の取れた注射器を取り出す
コンタクトケースに水を溜めて
その中に注射器を入れて水を吸い取る
滑りをよくするために、周りにニベアクリームを塗り
トイレへと駆け込んだ
お尻の中に入れて
押す。
体が軽くなり眠気はすぐに吹っ飛び全身に鳥肌が立つ
感覚は宙に浮く感覚で、眠気がこれでもかと取れる感覚がたまらなかった。
お風呂から上がりドライヤーをしてるときだった
灰皿をひっくり返してしまう
私「あちゃー!やらかした!!」
すると母親はどうして勘付いたのかはいまだにわからないが…
母親「あんた。変な薬とかしてないよね?」
私(ビクッ!!)
どうしてわかったのだろう。わたしは焦りを押し殺した
私(冷静に。冷静に。)
私「え?するわけないじゃん笑」
母親はホッとしている様子だった。
母親「なら良かった。あんたなんか様子がおかしかったから バイト頑張ってね。」
瞳孔の開いた目であまり目を合わすことが出来ず
私「ありがとう いってきます」
ドラッグの多幸感で罪悪感など打ち消されていた
電車に乗りバイトへと向かう
大好きな音楽を聴きながら
天獄。
の、はずだった。
私は母親の言葉が気になり
駅で捕まってしまうのではないかと、駅の中でバッドに陥った
状況は最悪だ。
身体はプルプル震えてパニックになる
(もう少しで、あともう少しで友達との待ち合わせ場所に着く だけど身体が震えて身動きが出来ない!)
私は手を震わせ誤字だらけの文字で必死に待ち合わせ場所にいる友達に助けのメールを送った
ヒラキには【誰にもいうなよ】と、言われていたが
身を守る為に友達に打ち明けるしかなかった…
しかも、その友達は明菜ちゃんだ。
明菜「おまえ、マジで言ってるの?」
明菜ちゃんは震えた身体を支えながら私に言った
私「うん…」
明菜「もうやめな。」
私【やめられない】
もう後戻りができないところまで私は来てしまったのだ。
グリーン車に明菜ちゃんと乗り
落ち着きを取り戻した
明菜ちゃんにさえ、詳しいことは言えずにいたのだ。
ヒラキの【誰にもいうなよ】という言葉が何処か怖かったのだ。
バイト中もなんとか落ち着きを取り戻し20万程稼いだ
あんなことがあったのにバイトが終わると
朝の出来事は忘れタクシーでヒラキの家に向かった
しかも駅でバッドが入ったことを
笑い話のようにヒラキと話したのだ
ヒラキ「気を付けろよ笑 もちろんその友達には言ってないよな?」
私「当たり前じゃん!言うわけないよ」
ヒラキ「なら、よかった。」
《当時のことはよく、覚えています。ドラッグを使用するようになると、自分の身だけを守るために言い訳や嘘をつく事が多くなります。明菜ちゃんにあのとき やめたい。
と言っていれば何か変わっていたのか…
わかりません。》




