〜母親との衝突〜
フリースクールから帰宅し私はお金を掻き集め急いでコンビニへと走った。
目的は
〝アルコール〟
(どうして わかってくれない)
私の苛々は頂点へと達していた。
コンビニから帰り
母親「どこへ行ってたの!?心配したのよ」
私「みればわかるでしょ」
母親「また、アルコールを飲む気ね そんなことさせないわ! だって、ママは貴方が大事なの!」
母親は私が買ってきたアルコールを取り上げようと
私は急いで取り返しビニール袋を互いに引っ張りあった
私「手を離してよ!!」
母親「駄目よ」
私はアルコールの入ったビニール袋を取り返し
外へと逃げたのだ
しばらく歩いて公園へと辿り着き
「ここでいいわ。ここなら誰にも邪魔されない」
私は買ってきたアルコールをガブガブ一気飲みし
携帯からは母親から引っ切り無しに着信がかかってくる
「面倒くさい」
携帯の電源を切り公園でアルコールをがぶ飲みし続けた。
「なにもすることがない、携帯はママから電話が掛かるから大好きな音楽も聴けないからつまらない」
そう思い アルコールも身体に入れたことに満足したところで、家へと帰ることにした
6缶全て飲み干して階段をフラフラしながらベロンベロンに一段一段とあがる
《ガチャ》
??
《ガチャ》
!?!?
家は鍵が閉まっていたのだ
私「ちょっと!?帰ったわよ!開けてくれない」
母親「ママのいうことを聞かなかった貴方が悪いのよ!貴方のことだからアルコールも飲んだんでしょうね。警察に捜索願いを出そうとも考えたんだから アルコールが抜けるまでそこで反省してなさい!」
私「いいわよ それならこうしてやるから!!」
大きな石を見つけドアノブを壊そうと
《ドンッ!!ドンッ!!!》
母親「やめなさい!!」
仕方なく母親はドアを開けたのだ。
私「はじめからドアを閉めるのが間違ってるのよ!ママがいけないんだから!」
アルコールを大量に摂取し声はいつもより大きく母親からしたら怒鳴り声に聞こえたのだろう
母親「そうよ。全部ママが悪いのよ貴方をこんなにさせてしまったのも。でもママは貴方の為にいつもいつも必死で必死で、でもいつも間違ってしまう」
母親はその場で泣き崩れ私はビックリして棒立ちしていた
私「……。言い過ぎたわ。ごめんね」
その瞬間だった
母親「あのとき助けなきゃ良かったじゃない!!!貴方があのとき助けなきゃママは貴方の邪魔にだってならなかったじゃない!!ママなんて居ないほうが良かったじゃない……」
〝私は幼少時代のことを思い出した机の上に散乱する睡眠薬や数本の空き瓶、そして近くにいた見たことのない緑色の泡を吹いて倒れている自分の母親を…。〟
私「どうして?どうしてそんな言葉を言えるの?あのとき私がどんな気持ちで靴も履かずにおばあちゃん家へ助けに求めに走ったか ありえないわ…そんな言葉を口にするなんて……」
母親「だって、そうじゃないの。ママさえいなければ もうどうしたらいいのかわからないのよ…」
私と母親は距離を置きながらも二人
その場で泣き崩れたのだ。
《このときは母親もどうしていいのか、振り返ると どうすべき対処をしたらいいのかわからなかったのだろう。私がベロンベロンに到達した頃。母親は不安で仕方がなく自分までせめる程に到達していたのだ。》
その後私は反省も含め、母親とシラフの状態で話し合い〝精神科〟に受診してみることを決めたのだ。
わずか、14歳の私はなにを日々を思いアルコールに走っているのか そして原因を突き止めたかった




