〜加速していくアルコール依存〜
私は、少しでも安くそして少しでも多く買えるように緑色の6缶1パックのビールをいつも近所のスーパーへと朝7時になると買いに向かった。
身体はアルコールで肥満体になっていた
だが、わたしはそんなことどうでも良かったのだ。
〝はやく酔いたい!はやく酔いたい!!〟
家に帰ると一目散に一缶だけ手に取り
あとは冷蔵庫の中へ。
母親は仕事で出かけている時間帯だ
一人、私は音楽を爆音にかけて冷えたビールを飲んだ。
この瞬間がたまらなく好きだった
幼い頃から自分の空想の中へと入ることが大好きだった私は、それが実現できている。
そんな気がした
6缶全て飲みきったとき、私はもちろんベロンベロンだ、決まっていつも同じく学校に行っていないリオに電話をかけた。
私「はぁあい〜!♪わたしはいまなにしてるでしょ〜〜か!!」
リオ「飲み過ぎだよ」
私「んふふふふふ」
リオ「そういえばさ、〇〇〇〇のバンドのライブのチケット一枚余ってるんだけどよか…ry」
私「いくーー!!!」
リオ「ほんと!?」
私「うん、でもなんで二枚取ったの??笑」
リオ「一枚より二枚の方が取りやすいかなって」
私「なーるほーどーね!!!」
私達はヴィジュアル系バンドのライブの予定を立てた
電話を切りそのバンドの曲をベロンベロンの状態で聴き気持ち良かった
一人部屋の中で振り付けの練習をしていると
母親が帰ってくるのが気付かず
母親はその変わり果てた私の姿を見て
母親「フリースクールに行ってみない?」
私「え?笑笑」
母親は中学の先生に不登校のことを知らぬ間に相談していたのだ
私は「いく〜」 と、答えた
フリースクールに行けば学校に行かなくても出席扱いになる。
高校へ行く為にも、そして娘の私の為にも
ほっと肩を下ろした様子だった。




