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それでも生き続けていく〜自伝〜  作者: ヒナノ花ひな
14/48

〜CM撮影〜

それは突然だった、事務所から連絡があり

車のCMの依頼だ。

芸能界では急に撮影日の変更がある為

一週間前には東京へ行かなくてはならない

そうなると学校も、もっと休みがちになっていた。


母親は学校に「娘の撮影がある為しばらくお休みします」 と連絡していた。

東京へ行くときはいつもお洒落をして旅行気分だった。


飛行機も楽しかった

撮影日の日はホテルに泊まり撮影する日までは原宿で買い物をしたり服をよく買っていた

だから石川に戻ったときはそれ何処のブランド?と言われることも多かった


撮影日になり現場に行く為子役達はバスに乗ってその間親たちは各自何処かで待機する。

バスを降り到着するとそこには数え切れないほどの子役達がいた。

私は大人達に誰構わず挨拶を交わす

「おはようございます!!今日はよろしくお願いします!!」と名前も言い顔を覚えてもらうように必死だった、また他の子役達も同じ事をしていた。

広い草原に大きな車が止まっている。

監督さん「今日は撮影ということは忘れて各自好きな様に遊んで欲しい。よろしくお願いします」と言い子役達は「わかりました!よろしくお願いします!」と。

服は撮影用の服をそれぞれ小さなバスの中に用意された物に着替え、それぞれ車の周りでおもちゃ道具を選び好きなように遊んでいた。

私は縄跳びが得意だった為、仲良くなった子役達と一緒に私も遊んでいた。

たわいもない会話をしたり、本当にこれは撮影してるのか?と忘れるくらいだった。


すると一人の男性が近づいてきた

「監督さんに呼ばれてるから来てくれるかな?」と言われ

私ともう一人の一緒に遊んでいた子役2人だけ呼び出された。

それまで仲良く遊んでいたのに周りは

「なんであの子なの?」と言わんばかりに睨まれるのがわかった。やはりみんなライバルだ。

どれだけ仲良く話そうが遊ぼうが此処にいるみんなライバルなのだ。


監督さんは「車の周りで追いかけっこをして欲しい」と頼み

私とその子は監督さんのいう通りに車の周りで追いかけっこをした


そして、撮影は終了

「お疲れ様でしたー!!!」

とまた挨拶を交わし、バスに乗り親の元へと帰る。

バスの中では監督さんになんて言われたの?

なにをしたの?

と、その子と私は聞かれライバル視されているのを感じた。

そしてその事を母親に伝えると嬉しそうに

「凄いじゃない!だって沢山の子役のなかから選ばれたのよ?」と言った

私は母親の嬉しそうな顔に大満足したのだ。

〜某有名女優との共演〜

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