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2人の百合百合恋物語  作者: イカリング*7 8 3
6/11

第6話 あーん


赤面。

その熟語が今の私の状態を表すのに1番適当だろう。

別に特別珍しい事でもないのだろう。女子同士であーんをするのは。むしろ半年以上一緒に居て、そういうような類が無かったのがおかしいのだろう。

この前初めて手を繋いだ時からやたら奈々ちゃんがグイグイ来る気がする。別に私としてはそういうのは嫌な訳でも無いし、むしろウェルカムな感じなのだが最近奈々ちゃんが凄く積極的になってきている。なんかこう今までとは違う形で私との距離を詰めてきているようなそんな感じがして、それに9割9分7厘の喜びと2厘の不信感を抱いている私がいて。

今回のもその一つだろう。いきなりあーんしてくるだなんて。正直な感想めちゃくちゃ嬉しくて、恥ずかしくて、すごく恥ずかしそうな顔をしながらも私に照れてるのを隠して


「自分はこんなのどうってことない人ですから。」


と私に伝えようとしているのだろうけど、実は案外奈々ちゃんも顔が真っ赤だったりする。

そんな奈々ちゃんを見て私の中の奈々ちゃんに対する愛情がいつもの3倍以上増加して、溢れそうになって、でも頑張って顔に“赤面”という状態を残して抑えて。

すごく幸せな感情になる。しかも奈々ちゃん私の好きな玉子焼きをあーんさせてくれてる所にも、恋する乙女特有の


「私のことしっかり分かってくれてる。嬉しい。」


という気持ちも幸せと同時に心の中から出てくる。


***


そんな感情が頭と心の中を往復して1つの行動を実現させた。


「はむ」

「うん。凄く美味しい。ありがとう奈々ちゃん。」


クラスの“全員”の視線が2人、主に光姫に集まる。

突然だが2人は美少女だ。少なくとも高級ホテルのドレスコードで、それなりの服を着ていけばどこかの会社の美人令嬢と勘違いされるくらいには。

そんな2人が一緒に居て、ご飯も一緒に食べているだけでも奇跡と呼ばずに居られないのに、そんな2人があーんをして「美味しい」と言い天使と見間違えるくらいの笑顔を見せているのだ。流石に皆の視線、脳の思考、体の神経の2割程がその光景に釘付けになってしまうのはしたの無いことだろう。

しかし2人はそんな光景にも気づかず2人でご飯を食べている。

すると今度は光姫から


「あーん」


とハンバーグを小さく箸で切ったものを奈々の口に近ずける。

その時の光姫の上目遣いといったらなんと愛らしいことか。

そんな光姫にあーんをされたのが不意打ちらしく奈々は顔を林檎にし


「あっえと、その、えっと、あの」


と滅茶苦茶キョドっていた。しかし数秒をしないうちに光姫の箸に口をつけその可愛らしい口でハンバーグを頬張る。そして


「光姫ちゃん、すっごい美味しいよ。ありがとう。」


眩しい。そう表すのが持っても適当だろう。

そんな笑顔だった。

その後も2人はちょくちょくあーんをし合っていた。その度に2人の顔が赤面するのがまた可愛かったことをここに居合わせた男子は決して忘れないだろう。

いつも読んでいただきありがとうございます。

皆様に読んで頂いてると考えて書いているとあっという間に書けてしまうものですねw。

さて、皆様にご報告したいことがあります。

イカリングが今週の水曜日からテスト週間に入ってしまうということです。そのため更新が途切れると思います。

一様今あるストック分のやつは予約更新?みたいなやつで投稿するつもりですが、なにしろイカリングはそれが初めてなのでしっかりと投稿されない可能性があります。

投稿されていなかったからテスト週間が終わった後に投稿します。

いつも読んで頂いている皆様には申し訳ございません。




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