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坂の多い街  作者: ぴーたろう
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昼の湯気1

 (ごう)は試験管を流しに置き、伸びをして大きな欠伸をした。昨夜からの実験にやっと区切りをつけ、反応液をインキュベータにかけたところだ。


 外はもう明るくなっている。ふと時計を見ると朝の9時半を回っていた。

「今日も徹夜しちゃったなあ...。」

豪は独りごちてデスクについた。


 反応が終わるまではあと3時間ある。一眠りしても良いのだが、思いの外眠気はない。外は良い天気だ。


 そういえば、昨日風呂に入っていないな。と豪は気づいた。なんだか気づいた途端に気持ちが悪くなってきた。そうだ、風呂に入りにいこう。豪はそう決めるとGoogleを開いて、「銭湯 本郷」と検索した。


 

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