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ファンタジー-ファンタジア  作者: アブソリュートゼロ
1 異世界
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第一話 魔法学校に入学

真弓は、木の陰公園の噴水に吸い込まれてしまう。真弓の運命はいかに?

真っ暗闇のなか私は目を開けると、先の方に眩い光が見えた。私は、とっさにその光に向かって走り出した。でも、遠くにありすぎてとても辿り着きそうにもない。しかし、私は走り続ける。きっとこの先に行けば、私は死なずに済むからだ。この暗闇の空間にいるだけでは、死んでしまう。だから、目の前の光を信じて走り続けるのだ。

「あ、あと少しで...!ハァ...ハァ...!」

どんどん光が近づいてきた。辿り着いた時、私はその光に向かって飛び込んだ。



目を恐る恐る開けると、なんと私は空を飛んでいた。さらに、驚いた事が一つ。なんと、箒や絨毯、もしくは人一人で空を駆け巡っている人がいたのだ。さらに、モンスターが飛んでいる。あれはドラゴンだろうか。そう考えていると、箒を掴んでいるおばさんにぶつかりそうになった。

「ど、ど、どいてーーー!!」

「うわーーー!」

何とか危機は乗り越えた。と、思った次の瞬間‼︎

「グァァァウゥゥゥオォォォォ‼︎‼︎!」

突然、ドラゴンがあのおばさん目掛けて炎のブレスを吐いてきた。その炎のブレスは私をかすり、私は墜落してしまった。

「うわああああああぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎」

地上に落ち、私は意識を失った。



「ねえ...ねえ...起きて...」

うーん...この声は新太君...?

「どうやって起こす...?」

......愛羅...?

「この人...意識を失ってるよ?」

うん......?意識?あっ...そうだ...光に向かって飛び込んだら...空を飛んでいて...そして...ドラゴンのブレスをかすめて当たって...そして地上に墜落して...ドラゴン⁉︎え...え...⁉︎この世界は何⁉︎とりあえず起きなきゃ...うーん...体が起きない...

「ララ‼︎それは駄目だよ!」

「いいじゃんちょっとぐらい。大丈夫っしょ。」

「いや...そういう問題じゃなくて...!!」


次の瞬間、私の体に電流が走った。

バチバチバチバチバチィ‼︎‼︎‼︎

「あああああああああああああああぁぁぁ‼︎‼︎」

私は、目を開いたまま麻痺してしまった。

「ああ!ララ‼︎だからあれ程言ったのに‼︎」

「ゴメン...あっ!目が覚めた!」

「うーん...ここはどこ?」

「え?ここは道だよ?あなたはどこから来たの?」

私は、空を指差した。

「アッハッハ‼︎まさか、空から来たなんて言わないよね〜?」

私は首を振った。確かに、私は空から来たのだ。

「あっララ‼︎もう8時15分‼︎入学式に遅れるよ‼︎全く、ロロと双子の癖に、似てないね!」

「うっ...うっるさいよルタ!という訳で、じゃあね〜」

ピンクの髪の子はそう言って立ち去ろうとする。

「ララ、でもこの子どうするの?もし、モンスターに襲われたら...」

「ッそうだねっ じゃああなた、ちょっと私達について来て!」

私は、青髪の少年と桃色の髪の少女について行く事にした。さっき青髪の少年が言ったように、入学式があるといった。だから皆急いでたんだ。でも、夏のように暑く、蝉が鳴いている。7月に入学式を行なうのだろう。某USAでは秋の9月から新学期が始まるが。


着いた先は、5階建てのだだっ広い魔法学校だ。中に入ると、受付のお姉さんが声を掛けてきた。

「早く受付名簿に名前を書かないと入学式始まりますよー!」

そして、桃色の髪の少女が紙と羽根ペンを差し出してきた。

「じゃ、名前書いて!」

その瞬間、私の顔は青ざめた。

「え...嘘でしょ...⁉︎」

いきなり入学⁈この世界に来てから、30分程しか経っていないのに、いきなり魔法学校に入学なんて!名前をどう書けばいいの?

「二人の名前は?」

「僕はルタ」

「私はララ!」

なるほど...って、感心してる場合じゃない!うーん...イベントの名前からとろっかな...エイプリルフール...ハロウィン...クリスマスイブ...クリスマスイブ...! じゃあ、イヴで決定!

私は受付名簿にイヴと書いた。キーンコーンカーンコーン

「アッ⁉︎ヤバイ、急がないと‼︎」

私達は体育館に向かって走り出した。



「えー これから入学式を始める。司会は、私校長こと、ルーフです。それでは、全員起立‼︎気をつけ〜礼‼︎」

皆はルーフ校長の掛け声に合わせて、一礼をした。懐かしいな...入学式。こもれび中学校の皆...新太君...愛羅...元気かな...ゴメンね...皆...

「えー...それでは生徒の1年代表の ルタ・スラン・イグニス 前へ」

ルタ⁉︎そういえば、ルタが隣にいない。いなかったのは、代表に選ばれたからか。

「...ルタ・スラン・イグニスです。この度は、第100回ビレッジ・マジカルハイスクール学校入学式を始めます。気をつけ...礼。」

ルタ...青髪だからか青い瞳だからなのかそれとも冷静な性格だからなのか...よく見るとイケメンだ。

「それでは...初級魔法 花吹雪を詠唱します。 妖精に踊らされた数々の花よ 月夜の舞踏会で踊れ 命を刻むその踊りは 見る者の心を魅了するだろう ああ、その花びらも 風のワルツにのって 舞台で踊り吹雪け 花吹雪」

次の瞬間、体育館の中には花びらが舞い散り、この空間を漂い始め、花吹雪が起こった。

わあっと歓声が起こるなか、ルタは動じずに礼をした。すると、隣にルタが座った。

「ルタ...すごいね...」

「本当は...中級魔法なんだ。でも先生に、初級という事にしろって言われたんだ。」

ルタ...すごい...魔法が使えるんだ。

「それでは入学式を終える。生徒一同、起立‼︎ 気をつけ、礼‼︎」



こうして、ビレッジ・マジカルハイスクール学校入学式は幕を閉じた。



私達は入学式を終え、教室に行く所だ。そして、教室名簿を見た所、私とルタとララは、1年2組だという事が分かった。クラスは3年生まで6クラスある。もはや学校ではなく、学園だ。そして、私達は1階にある1年2組の教室へ向かった。


席名簿は、ルタと隣で、目の前にはララもいた。こちらも運が良かった。

キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴ると、早速先生が扉をガラッと開けて、教室の中に入った。

「おはようございます!先生の名前は、ロウィーナです。よろしくお願いします。」

キーンコーンカーンコーン

「全員起立‼︎ 気をつけ、礼。おはようございます。

「おはようございます!」




こうして、初日の授業は始まった。

イヴ(真弓)は、ララに突然入学を押し付けられ、魔法学校のビレッジ・マジカルハイスクール学校に入学することに。しかし、この先、住む場所などの問題が発生して!?

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