語り継がれし天使と悪魔の恋の物語
天使と悪魔の恋物語
語り始められしプロローグ
この世界には3つの世界があった
一つは人間が住みし、人間界・・・通称・下界
残りの二つは存在するか不確定な世界
天使が住みし、天空界・・・通称・天界
悪魔が住みし、悪魔界・・・通称・魔界
この2つの世界だけは互いの世界の存在を知り
そして、戦争を招いた
ここで一つある話をしよう
これは人間界に語り継がれし話
どうしてその存在を知ったのかは不明だが
魔界のとある悪魔の男の話である
その悪魔は天界との戦争にかり出されていた
その後、悪魔は第179回の戦争で戦死したと言われていた
しかし彼はかなりの致命傷を負っていたが
奇跡ながらに生き残っていたのである
そんな彼が助かったのは一人の天使の存在があったからであった
その天使は戦争を嫌う、心優しき女の天使だった
悪魔が生きるか死ぬか、危険な所を見つけて匿ったのだ
天使だろうが悪魔だろうが関係無い、と天使は
悪魔の看病をしたのである
その時確かに悪魔の中には敵対すべきはずの天使に
敵意とは確かに正反対の感情があった
それは好意、もしくは愛情であった
天使に心打たれた悪魔は怪我が治ってもその天使の傍を離れようとしなかった
むしろ家族のように親しくなっていった
しかし昔から天使と悪魔の恋は否定されるものであり
場合によっては処刑されるまでの重罪でもあった
天使と悪魔が共存する事は許されない、と言う考えの者が多かったからである
そして数年の時がたち、悪魔は天使の国の役人に見つかってしまった
女の天使は助けようとするも無駄で
悪魔は後日、公開処刑となった
涙ぐむ天使の手には悪魔と過ごした確かな証である
悪魔の持ってた黒い翼の羽が一つ残されていた
そして次の日には、その天使も処刑された
これが、天使と悪魔の禁断の切ない恋の物語である
いつかは見つかり、殺されるとしりながら
怪我が治って用なしなはずの天使から離れなかった悪魔
彼は何故このような行動ととったのか
理由はこうとしか考えられなかった
愛する人の傍にいられる幸せを知ってしまったから
悪魔の天使に恋をしたことが、最大の美しき罪であった
ではここで、もう一つ
語り継がれる物語を少し長く、詳しく話そう
この物語で出てくるのは
悪魔界で最強と呼ばれた悪魔
そして、天界に居ない天使
まだ意味が分からないかもしてないが言い切れる事があります
これは禁断の天使と悪魔の恋の話
片翼の悪魔は、機械仕掛けの天使に恋をした