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2 仮説① つまりは若い!

 私はハーレム(逆ハー)状況のヒーロー(ヒロイン)の心情を勝手に推し量り、


『疲れるじゃん』


 と、思い込んでいましたが。

 逆に言えば、()()()()()()()()()()()()()んじゃないかな、と、コペルニクス的(大袈裟)に転換したのです。


 五人だろーが十人だろーが、どんどんいらっしゃいウェルカム、オレ(ワタシ)の愛は無限大だー!と思える人。

 そういう人にとっては、いくら素敵で魅力あふれる異性であっても、ひとりとかふたりとかではショボいのかもしれませんね。



 あの子もこの子もみーんないい子、そしてみんなみんな自分を愛してくれている。

 ふふふ、そーかそーか。

 あー、まあそうだよなー。オレ(ワタシ)って魅力的だもんなー。

 立って息してるだけで女(男)が寄ってくるという、存在そのものが罪なヤツだもんなー。

 仕方ない、この罪を償うのはオレ(ワタシ)も相手を目いっぱい愛し返すしかないよね、むふふふふ。



 下世話な表現をするならこんな感じでは?と(笑)。なんか、すんごくヤな奴みたいな表現になってしまいましたが。


 芯はこんな感じだとしても(芯はこうだと? やっぱヤな奴じゃんw ← あくまでかわかみれい個人の意見・偏見です)本人は無自覚、また、意外とこの手の主人公はマジメに、ハーレム構成員?にさり気なーく気配りやらあたポン(ヒロイン役の女の子の頭をポンポン、とやるヤツね)やらを繰り出し、更に愛される幸せ好循環となる……のではないでしょうか?

 少なくとも、そういう描写を複数の作品で見たような記憶があります。



 だ・か・ら! そうやって! 気を配り続けるのが疲れるんだよ!


 と、すでにアラフィフのおばちゃんは切れ気味に思いますが、『気を配り続ける』と『疲れる』が必ずしもイコールにならない人もいる、と。

 つまりそれは……若い人、です!



 そもそもね、若い人は疲れないし、たとえ疲れても一晩ぐっすり寝たら回復するんです。

 だったら『疲れるからヤだ』などというヘタレたことを、そもそも思わないのではないでしょうか?

 むしろ、この有り余るエネルギーを如何せん、ひとりやふたりで発散できるかボケぇ、十人でも二十人でもどんどこよこせや! という気分なのかもしれません(笑)。


 また。

 実際に複数の恋人へ気を配り続けるのがどんだけ大変か、想像できないくらい若い、ということも考えられます。

 大体、ひとりの恋人とマジメに付き合うのだって結構なエネルギーを使うのです。

 それを複数なんて、普通の人間なら気が遠くなります。

 耳障りのいい言葉や優しげな仕草で相手を翻弄することに罪悪感を持たない、生まれつきのたらしかサイコパスででもない限り、ハーレムは辛いはず……多分。

 でも、そんな想像が出来ないといいますか、それよりも、たーくさんの魅力あふれる異性(恋の対象者)と、たーくさん楽しいことしたーい! という想像の方が強い、くらい若い。


 つまりはそういうことかもしれません。

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― 新着の感想 ―
重厚な考察に圧倒されました。「疲れない」というパターンはもしかしたら存在するかも知れませんよね。愛には「体力」なのでしょうか。
自分が若い頃、そんなパワーがあったのか…… 幕田はハーレム魅力を感じた事があまりないですが、思えば気力のない若者だったなぁ、と思い出しました(^◇^;)
うん。 そーゆー事です(´・ω・`) 若い子って蛍光灯くらい眩しい。 落ち着いてくると電灯色の暖かい光。 それ過ぎるとオレンジのちっこい灯りくらい。 それがおばちゃんです。(個人的感想
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