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安全マン

作者: おもながゆりこ

うちの小学校四年生の娘が習っているピアノ教室では、発表会が毎年行なわれます。


三年前からはコロナの影響で、オンラインでの発表会になっていました。


去年、今回はどうするか、で揉めました。


生徒たちは今までの頑張りを認めて欲しいし、コロナもおさまってきたのでやりたいと言います。


私たち母親も、子どもたちの気持ちを汲んでやりたい思いと、まだ危険だからやめた方が良いという思いが交差し、


グループラインで意見は飛び交いますが、なかなかまとまりません。


私はこう書きました。


「対策をじゅうぶん取って、開催したらどうでしょう?」


半数のお母さんたちは乗り気で、半数は浮かない様子です。


みんなを勇気づけ、奮い立たせる気持ちで書きました。


「いずれにしても、安全マンで」


うっかり送信してしまいました。


次々に既読が付き


は?ってスタンプが飛び交います。


「いや、安全優先でって書こうとしたら安全マンになっちゃったんです」


と書くと


みんなが一斉に笑うスタンプを送ってきます。


「〇〇ちゃんのお母さん、安全マンって」


「〇〇ちゃんのお母さん、面白い」


とも。




あははははは。


安全マン!安全マン!ヽ(*^ω^*)ノ

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