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野宿

一日1話から2話のペースで更新していこうかと考えております。乞うご期待!

たちの悪いチンピラに襲われた私は街の治安の悪さに嫌気がさして野宿することにした。私は街から東に8㎞程行ったところにある岩が露出している平原にいる。岩にカモフラージュしたテントを立ててその中に寝袋を置き、卓上コンロを使ってテントの中で料理を作っていた。野外で作りたいのはやまやまだが、匂いの問題もあり、このようにせざるを得なかった。今日はウサギの肉をコンソメスープに入れ、薬草で香りづけしたものを頂いた。このウサギもどきの肉は鶏肉に近いような触感だった。そして脂っこくなくさっぱりしている。

それから私は寝袋の中に入り眠りについた。

 次の日の朝、目が覚めると岩に偽装したテントの周辺に昨日のイノシシもどきがたむろしていた。目は赤く私のいるテントの方を見ている。これはこっそり脱出するのはかなわない。やるなら正面突破で行くしかない。私は昨日の経験から大型の剣と重機関銃を出した。そうするのが良いと感覚が言っているのでそれに合わせただけだが。

「仕方がないテントごと周囲のイノシシもどきを切ろう。」

私はテントの中止で思いっきり大剣を横に振り回した。この初撃によってイノシシもどきと私の間に3mは距離が出来た。イノシシどもも突然の出来事に反応が出来ていない。その隙に私は群れに一気に突入し、頭を切り落としていった。悲鳴を上げる間も許さない。私はそれで一網打尽に出来たと思ったが、流石に全てを短時間で殺すことが出来ず、イノシシが奇声をあげて突っ込んできてしまった。

私が咄嗟に避けると

「グシャッ」

という音と共に背後に鎮座していた重機関銃が潰された。相当威力が高い突進をするから一度でも当たるとかなり危険だと感じた。だが、もう数は5体もいない。私は再び重機関銃を抱え、引き金を引いた。確かに反動が強いが、私はこれくらいなら耐えられると直感で分かっていた。それで残りを血まみれのミンチにして静かになった。

血だらけになった大剣と刀をしまうと、イノシシもどきの遺体処理に移った。倒したイノシシもどきの数は実に73体。武器の性能が良すぎたからこんなに狩れたのだろうけど、普通であればこうもいかないはずだ。それででっかいバケツを用意し、これらを捌きながら選別していった。なんでもしっかりと処理をすれば高値で売れるらしいからな。

 朝食を食べる前から激しい運動をしてしまった私は街に入った。今日は別の街に向かおうと思っていた為、今日は護衛か荷物運びの仕事を探そうと思ったのだ。

「お、今日も来たか新入り。」

「護衛か荷物運びみたいなものありますか?」

「あるにはあるが、お前のランクじゃ無理だ。」

「どうすればランクを上げられますか?」

「依頼を沢山受けるか、冒険者としての腕を見せつけることだな。」

「分かりました。」

私はイノシシもどきの角を昨日の分も含めて74体分出した。

「これは今日の朝、襲われたので討伐した分です。」

「これは…超危険な赤イノシシではないか!どうやって狩ったんだ?」

「この剣で頭を切り落としただけです。必要であればもっと色々なのを狩ってきますがどうしますか?」





そろそろミリタリー要素を強めに出して行きたいと思っているところです…

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