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第2話『運気を下げる男?テガヌウマ!』の巻

 6/5より苦手な水中パトロールを任された主人公の『テガヌウマ』嫌々ながら愛する『手賀沼』をどこよりもきれいにしたい思いは人一倍、いや魚人一倍の熱血漢!そんな彼がいつも通りの水P中に幼馴染の二人と会話することで勇気づけられ、更なる成長を遂げようとする最中、またしても彼に纏わる事件(?)勃発!新たなる試練を迎えるニューヒーロ―に輝かしい未来は約束されるのでしょうか?(ちと誇張し過ぎかな?JAROに報告しないでね!)さっさと話しを進めていきましょう!

 


   「ふ~ん、不法投棄は罰金1000万円?しかもこんなに多いの?

    人間界って相当酷いね!」


 水中で一人立ち止まり、何やらぼやく我らが英雄、テガヌウマ!

 するとそこへもう1人の…いやもう1匹の幼馴染こと、手賀沼オオナマズ登場!

「お~い、ヌウマ!何やってんの?もう水中パトロールは終わったのかい?」

「あ、Pちゃん!今帰り?随分早いんだねぇ!」

「ウン、今日早出だったんだ!取引先の水中地震予報協会の依頼で現地調査して、後は父さんの手伝いで沼地開墾、今帰り!ってとこかな?ところで今何読んでたの?H雑誌?それともどっかの新聞?」

「あ、これね!なんかさ、人間の奴らが落としたのかな?水上にプカプカ浮いてたからさ、清掃も兼ねて回収したんだ!「『利根川新報』購読するなら今だけ『手賀日報』1年分進呈!」だって?(笑)他にも空き缶、ペットボトルに弁当空と

お菓子の袋とかさ…ここはゴミ捨て場じゃないんだぞ!全く…!(怒)」

「大変だね、ヌウマも!なんか噂に聞いたけど、くじ引きで水Pの担当になったんだって?」

「うん、まあね!そんなところ…かな?」(←「100%、そうだったでしょ!」)

「酷い話だね!それってさ、出来レースじゃないのかな?これ噂話なんだけど、

もしかして…くじ棒全部『当たり』だったりして…?」

「ま、まさか…?そんなこと…あり得る…かなぁ?」

「ある、ある、アリエールって、洗剤!いや絶対!そうに決まってるって!魚人族議員のお偉いさんってさ、結構あれだよ!ダーク…っていうか、‟裏の顔を持った高慢知己の集まりだ!"って父さんも言ってたもん!」

「でもさ、Pちゃん!大王様は別でしょ?そんな悪人には見えなかってけどなぁ!ちょっと頼りない所があるのは知ってたけどね!『間抜けのおフザケ野郎だ!』なんて言ってない、言ってない!」

「甘い、甘い!甘~いよ、ヌウマ!表向き善人ぶって実は、実は…とんでもない

‟悪人”だった!ってよくある話じゃん!とにかく気をつけてね!

困ったことあったら何でも相談して!…でも、あれだね!

なんで皆、位が上がるとそうなっちゃうのかね?学級委員長みたいにさ!

悲しい…ていうか、嫌だなぁ?政治の世界って…!」

「そだね!ごもっとも…!あ、Pちゃん!竿が引いてるよ!」

「おっと、いっけねぇ!ありがとー、ヌウマ!」

「こらぁ~誰だ!水中内で釣りしてんのはー?」(←もう突っ込みませんよ!

ご自由に、ご発言下さいな!)

「や、やべぇ!水中管理局の奴らに見つかったら罰金取られちゃう?ご、ごめんなさーい!もう二度といたしませ~ん!って…?ん?な、なんだぁ!ブスのトン吉?

脅かすなよ、もう!本当心臓に悪いって言うか…冗談きついわ!全く…!」

「お前、ブラックバスを省略すんなよ!訴えられるぞ、Pィ!まぁでも、

ワリィ、ワリィ!ここんとこ、どうも暇でさ、ついつい揶揄っちゃうんだよね!

 ところでヌウマ!お前こんなところで油売ってるとまた幹部の奴らに

いじめられるぞ!最近何やら『水中監視カメラ』導入したって聞いたけど、「俺達の税金がそれに使われるのは構わないけどさ、それを扱う管理局の様子も見せろ!」って!ぜってぇ、アイツら、お役所仕事みたいにお気楽してるぜ!ちっきしょう!腹立つなぁ!おっと!ヌウマに言ってるんじゃないぜ!一般論としてだから…でも本当注意しろよ!じゃあ、早く行きなよ!」

「うん、Pちゃん、とんちゃん!有難う!今度またゆっくり飲もうね!リモートに

なっちゃうけどさ!」


 そう言うと足早に元来た道を全速力で泳ぎ切り、物の10分程で再び魚人族議員会館へ。ヌウマは友人思いの二人に感謝して満面の笑みを湛えながら再び事務所へ戻り、即デスクワークを開始。日課として毎日水P後の仕事は、ずばりその日あった出来事などを業務日誌へ事細かく記入し上層部へ報告しなければならないのだ!(↑「面倒臭い!」と思う!)


「お疲れさんでーす!水Pいま終わりましたぁ!」


って元気よく声掛けるも「………。」誰一人無反応!

 そう言わずもがな、虫、64、無視!よくある話で会話は常に

一方通行のみで発声される!


「おい、新入り!新入り!…って聞こえねぇのかよ?おい!」


「あ、ハイ!何か呼びましたか、タモさん!『ブラタモリ』の収録って今晩でしたっけ?」


「水中MHKだと確か“手賀沼は来年当たりロケする!”って…ち、ちげぇだろー!

お前、気安く呼ぶなよ!俺のこと!‟タモロコ先輩“だろ?新人!そんなことより

副大王様が呼んでるぞ!さっさと行って来いよ、ほら!」

「あ…はい、はい、分かりましたよ、ロコモコセンパイ!」

(↑「わざと間違えてるよね!絶対、確信犯!」)


 事務所の隣にある部屋、そこが副大王様の部屋になってまして何々『入室する際は必ず3回ノックして呪文を唱え、入室の事!』って張り紙が…!何、これ?心霊動画のトイレみたいじゃん!2回でいんじゃね?普通…変な風習!」

 そこはそこ、ヌウマもPちゃん、トン吉に負けないくらいのいたずら好き!

つい悪ノリでノックを連打する彼!(←「1人になると俄然態度が違うんだね、ヌウマ!」)

“コン、コン、コン!タカタッタ、ココンのコン!”「それ!」(←因みに

「それ!」は、呪文じゃないから…“合いの手”!」)と言って勢い良くドアを開けると何と!背広着て爪楊枝2本鼻の穴に付き刺し鉢巻き姿の副大王が変顔して盆踊りを踊ってた!(←「いえいえ、それ『安来節』でしょ?盆踊りじゃないから…!」)

「ひょえ~、何やってるんスか、副大王!いい歳して恥ずかしい!」

呆れ顔のヌウマと対照的に慌ててその場を繕う副大王48歳!


「イヤイヤとんだ所をお見せしてしまって…失礼!実はですね、

ヌウマさんに折り入ってご相談がありまして魚政界たってのお願いなんですが…?ハイ!」

「は?何っスか、それ?何かニタニタと気持ち悪いなぁ?

『またどっかへ出張しろ!』とか…?」

「ビンゴー!どぁいせいか~い!流石、読みが早い!

大王様が水pに選んだだけのことはある!」


『何言ってやがる!アンタだって傍でくじ引きずっと見てたじゃねぇか!』


と思いつつ、その言い方に嫌らしさを感じた彼は試しにこう切り返すと…?


「あの~副大王!もし私が『嫌です!』って言ったらどうします?」


「あ!それ、通用しませんのでハイ!水中業務命令に従わない場合は

即、お辞め頂くしか方法(みち)は…。」

「だ、だって私以外にもまだ居るでしょ?全然出張してないロコモコ丼とか(←「えっ!呼び捨て?」)“若貴”兄弟…じゃなかったワタカ先輩だってそう!他にもいっぱい行ってない人いると思う!私、もう今年これで6回めですよ!ガースーの“働き方改革”に絶対違反してます!って!

マジで水中労働基準監督署に訴えますよ、ネットを通じて…


『パワハラ反対!労働者は皆平等!超ブラックな魚人族議員の世界!』


ってタイトルで…?炎上しても知りませんよ!責任持てないから…!」


    副大王曰く「それ、違法だよ!サゲル君!マジで捕まるから…⁈」


 突然釣り目と化した彼は態度を急変し大激怒!承諾に関しては一歩も譲らず、

強引にテガヌウマへ関係書類を手渡す始末!


       ~7月1日から2ケ月間、『印旛沼』出向を命ず!~


「くそ~!また“出張”って…『サゲル』って一体誰だよ?」(←「いやいや、そっちじゃなくて…漢字をよく見なよ、ヌウマ!」) 次回もお楽しみに BYのがみつかさ


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