☆『もう運命だよね!』☆
『再会』の瞬間が、こんなに“はやい”なんてーーーー『神さま』いるかも。××××××××
なんてね。そうーー思ったんだよ?“本気”で。
××××××××××××
なのにさ?
××××××
「あ〜……“海”、 “理”の暴走を、止めて来い。 ほら行け! さあ!良い子だっ! 」
と、担任教師橋本は言った。 ーー『何言ってるのかな? このひと……』そう、来緒は思った。 ××××××××××
☆ ☆ ☆
「よっ、光明。邪魔したな。ほら、原、行く・ぞ。」
と、言ったのは“美少年”ではなかった。
「あ、“広陽”ーーーーいたの。」
「“居た”わ。じゃ、後でな。」
「ああーーうん。じゃ“お昼休み”に。」
“え、おまえ。 クラスの子、誘って食えよ。”ーーーー等と、言われていたのだ。××××××
××××××××××
ああ!そんなことより!
“美少年”さんだよ! と×××××××× 来緒の本音はそこだけだった。
☆ ☆ ☆
結局、なんにも話せなかったよ。でも………あの『ファンです!』ってあれは何??? なんなの??!
××××××××
何も分からないまま、騒ぐだけ騒いだ“あの人達”は、“ユゲくん”とだけ話すだけ話して、いなくなって。いつの間にか“先生”もいなくて××××××
次の授業が、始まってしまって。××××××
結局なんにも授業内容なんて、わからなかった。だって“運命”の出会いだよ?“再会”だよ?
“なのに”だよ?×××××× なんなの?! “ぶすい”だよねっ!
☆ ★ ☆
「 ねえっ弓削君っ、! 『華月先輩』と知り合いなのっ?! 後、悠緋さんともっ?!」
“なっ、何で?!”と。××××××
先程“弓削 光明”に会いに来た者達へと『ファンですっ!』と、宣言をしていたあの少年だった。
先程は、授業開始の知らせの音に阻まれて、弓削 光明へと問いたい質問が口に出せずに口惜しくも退散したのだ。
光明は普通にそれに答えていた。
「ーーーー“去年”の“クラスメイト”だよ。」と。そして「ーーーーそっちこそ如何して知ってるの?」と。“海君の事までさ?”と、光明はそう言った。ーーーー
驚いた顔をしたのは先に質問した方の少年だった。
ーー「えっ、だって“ロープレリア”だよっ。皆知ってるよっ! ーーねっ? 」
と。対して弓削 光明は怪訝そうに「ーーは?」と言ったのだが。××××××
××××××××『ロープレリア』? ××××××なにそれ。知らないよ?
そしてそう思ったのは、“来緖”だった。
××××××××××××
「え、は?て。えーー。弓削君ロープレリア知らな……」 「ロープレリアは知ってるよ。」
「……………だよねー。あんまりやらない?」 「滅茶苦茶やってるよ。」 「あ、はい。」 ………………………………………………………………………………。
××××××××××
「お〜弓削君。“ランキング”は?」
××××××。 ××××××……………………………だから『ロープレリア』って? ××××××××××
××××××××××××
××
「ランキングか………100行かない時も、ある。」 「えっ! 凄っ!」
「まじか。」 「すっげ、百切るのかよ。」 ××××××××××
………………………………………しつこいが、『何』“ソレ”? そう来緖は思ったのだ××××××××××××。
××××××××××××。
××××
「凄くないな。ーー海君は、調子良いと、『20』切りだぜ?」と、弓削 光明はそう言った。
来緖は思った。“意味分からないし”と。だが、
「「「「「「「!!?!」」」」」」」 「なん………………だと」
『何』が?
「勇者かっ……………………っ」 は? 「まじか〜凄〜な。」 うん?
なんで“クラス中男子”ーーーーーー盛り上がっているのか? ××××××
“弓削 光明”は、言って“在”た。“来緒”には全く持って解らない“謎の言葉”ーーを。
××××
「ぼくはその程度だ。ーー“ランキング不動の1位”に、いつまでも“敵わない”ーーーーのに、さ?
“凄い”とか。“無い”よ」と。
“あの人”そこまでプレイ時間長くないんだぜ?
ーー“ロープレリア”は『プレイ時間』じゃ“無い”んだ。 効率なんだよ。 如何に逆算して行くかで『ランキング入り』が見えて来る『ゲーム』だ。
「製作者も、そう言っているし、な。あ、ほら、休み時間終わるぞ。席付けよーー」と。 ××××
××××「あ、うん。」 「は!待って。」 「嫌、チャイム鳴るし。後でな。」 ××××
ーーーーーーーーーーそんな感じだった。××××
××××××××××××××××××××
私だって“ユゲ”くん?とやらに美少年の情報もらいたい!のにさ!××××出来なかったよ。
××××アリエナイ 事ニ 次の休み時間 まで も ダヨ。 イイカゲン ニ してホシイ! モウ!
×××××××××××××××××××××
××××××、「ーーでさ、弓削君。さっき言い方気になった。“製作者”知り合いなんてーーーー言い出さないよね? ーーーーーーーーーーなんてね。」
と、やっぱり男子が集まってた。はあ? セイサクシャ? モゥ、ョク、ワカラナィ。ナニ・イッテル・ノカ・ワ・カ・ラ・ナイッ からぁあ!!
“ユゲ”は答えてた。
「知ってるよ。」と。 ××××××××
××××××××××××
「えーーーーーーーーーー」
××××××「 “知り合い”だよ。“ちょっと”苦手だけどね。」と。
“ユゲ”ナントカが、“ソウ”言っタ。 ××××××××××××××
××××××クラス中に男子の“悲鳴”がひびいて、ーーーーーーーーーー。
もう! うるさいよ! はぁ〜男子、お子ちゃまじゃ〜ん。 『ろーぷれーりぃ』どーでもぃい。『美少年さん情報』欲・し・い。
ーーーー『運命』の『邪魔』しないでよ! ーーーー
もうっ! ××××××××××××××××××××××
××××××××××××××××××××
「“邪魔”は漢字なんだな?ーーーーーー」 ××××××
×××דゆげ”なんちゃら〜ちゃらら〜が。××××××ぽつりと“なにか”言った気がしたーーーー。
「ん? 弓削君何か言った?」 「嫌、“何”も。ーーーー」 “そ?”と男子のひとりが返した。なんだーーーー
“気のせい”か。来緒はそう思ったのに×××××××××××××××××××
×××ד阿呆”と微かに聴こえてしまったのだ。
うわっ!ちょっと! ひどぃ………
楽しそにしてて、“アホ”とか? 感じ悪ぅっ〜!
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「ん? 弓削君? “俺等”五月蝿かった?」
“青原”がそう言ったが。光明は答えた。
「嫌“違う”よ。“別件”。」だよと。
「別件?」 “ああ”と光明は答えた。あれで良く「受かったなと思ってさ?」と。
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“羽澄レベルにさ?”ーーーーーと。
周囲の男子は、光明を見た。 周囲は光明の様子に訝しんだ。 首を傾けた。 それに光明は、薄く笑った。そして。それから、
“今年の女子だけレベル低い訳じゃないよね?”と、彼は“言った”のだった。
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“高丘 来緒”には、届かない距離で。