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好きなひとが、出来ました!  作者: ベリー✻タルト✻
[はじまり]。
2/50

☆『たすけられた』よ☆

 「ねえーーーー…『大丈夫』?」



 そんな声が、後ろから聞こえて来たのだ。××××××××××



 ーーーーーーーーーー



 ………………っ! うっ、うわあっ!





 なに?なに?! お肌つやつや〜すべっすべ! うっ、うつくしい! きれい!!!






 なに?!











 奇跡? それとも天使なの?! ××××××××××××












 と、まあ。えーと………………、あのね? 『ものすっごい超“きれいなこ”』が、いた(立っていた)(のだ)





 すっごいきれいな、男の子でした!ふー。きっと。きっとひとじゃないのよ! 天使だょ!多分!そのくらい“きれい”なの(過ぎた)っ!!!



 



 「……大丈夫?もしかして転んだの? 何処か痛いのかな? ……一年生だよね? もしかして……緊張してるの? あ、僕の事が恐いのかな? 急に声掛けてごめんね? でも、気に為っちゃって。……“鞄”、大丈夫?」







 “彼”はそう言ったのでした。“来緒”はね、“夢心地”でした。“声”美し過ぎたのです。ーーーーーーふわふわしちゃったのでした。××××××××もう、好き!好き過ぎるよ!“超”カッコイイよ!彼、すごいょお!好きになっちゃった。成っちゃったよ!成っちゃうよね?!





 だって!だってね!






 「汚れてるよ」って言って『ごめん』って言って。『???』な来緒の『落とした(大事な)(もの)”』を、







 “綺麗なハンカチ”で掃除してくれたの。ーーーーーーっ、紳士だよね!最高だよ!


 




 “じゃあね”と、彼は“笑顔”()くれたわけでして(行っちゃったけど)。ふわあぁ。どうしよう!どうしよう!





 “心臓のお薬”、いる(必要)かも! 動悸ドーキイキ切れが、ーーーーオサまりません。もう誰かたすけてorz.orz. きゃ〜!!!






 もう!どうしよう!来緒はーー『好きなひと』が、出来た“みたい”です。






 





  来緒はーー“声”も掛けれずに、ただただ“背中”を見送ってしまったよorz.orz.ってしまった!










  遅刻だよ!














 ーーーーーー走りました。髪がめっちゃ“ぼろぼろ”だよ。くずれちゃったよ!わーん!ばか〜〜!!










 .˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚.(⸝⸝o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)ぴえんorz.







 ××××××××××××××××××××



 「っすみません。……失礼します。えっと。……っ転んでしまって、………………あの………ちょっと遅れました。…………。あの……このクラスの者ですーーーー」



 私、高丘タカオカ 来緒キオは、ーーーーはずかしさをコラえて、そう言ったのでした。結局勿論間に合わなかったのよ。“彼”に見惚れ過ぎたよ!(*⊃ω⊂*)←



 “遅刻”は“ちょっびっと”だから大丈夫だよね?多分“大丈夫”だよね?ぴぇん!××××××××××





 ×××××××××××××××××××  ×   ×   ×



 「高丘、分かってるから早く入れ」



 ーーうわ。ーー名前! 言われた!ヒドイ……ナンデ バラ ス ノ ヨ 〜




 担任……だよね? 確か………名前が…………確か……?  




 「橋本はしもと先生〜何“女子(丶丶)限定(丶丶)”で名前(丶丶)覚えて(丶丶丶)んの〜も〜、や〜ら〜し〜い〜」





 あ…………そう。『ハシモト』よ。ハシモト…………………『ナンチャラ』だ。そう、確か。うん。『ナンチャラ』だよ。



 「『黙』れ、蔭岡かげおかりん。 男女は平等だ。 常識を逸するな。



  …たくっ無駄口聞いて(丶丶丶)無いで、おまえも早く“クラスメイト”位覚えろ(丶丶丶)よ。其の為の『自己紹介』タイムだぞ。


 ーーーー? 高丘? どうした? もしや何処か“痛む”のか? 転んだ箇所ところか?



 怪我は見受けられない(丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶)が大丈夫か? 頭でも打ってる(丶丶丶丶)のか?



 あ、それと。“今”伝えておくな? おまえ、“その鞄”は、駄目だぞ? 明日から変えて来てくれ。今日は仕方無いから、黙認しておくが、な? 意味理解るな?気を付けなさいーーーー“危ない”ぞ?



 良いか? 忠告はしたからな? “対策”は自分でしなさいよ? さてとーーじゃあ」







 と。




 “来緒”曰く“橋本”なんちゃら(丶丶丶丶丶)はそう言ったのだった。淡々と。××××××



 


 ーーーーえーーーー“ナニ”ーーーー?この人。ーーーー地味顔(ジミ)なのにーーーーなんか、“威圧的?” 似合ニアわな〜





 来緒自身はそんな思考振りで、聴いていなかったし、勿論理解もしなかった。××××××




 「あ、それとなー。先に言っとくな。“弓削ゆげ 光明みつあき”と、“木ノ下(きのした) なつの”について。どうせ後から分かっちゃうから、今な。」と。





 担任、“橋本 和希(なんちゃら違う)”は続けて発言中だった。



     ××××××××××






 「えー、二人はだな、有り体に云うと“去年”も一年生を途中迄“体験してる”ーー子達だーー君等の“ちょっとだけ先輩”だーが、




 気にするな。“誤差”程度だからな。まあ、平たく云うと『病欠』で出席日数が不足した故の『やり直し』だから、問題無しだ。何も気にする事は無い。そう平等だ。『去年ちょっと勉強フライングした分有利だろ?』とか、絡まない様にな。ちょっとしか『来てない』から。ーーな?弓削君に木ノ下さん? な?」



 




 そう言ったが、その“橋本”を、遮った者が在たのだった。


 ×××××「“言い方”………………」と。××××××××××



 「“木ノ下(丶丶丶)”は『兎も角(丶丶丶)』さ」と。××××××




 溜息交じりに鬱蒼とした様子で“彼”は言った。「言い方考えて(丶丶丶)」と。“誤差とか”と。×××××××××












 幼げな容姿の大人しげな見目とは真逆だった。“呆れ具合”も××××××××




 ×××××××××××



 「光明、俺は何ひとつ間違いは発して無いが? さてじゃあさっきの続きからの自己紹介行くか〜」




 と。“光明”と言われた彼の発言を聞いた担任の反応は、そんなだった。







 “来緒”は驚いた。××××××




  ××××××××××××




 「…………あのね? “間違い”でなければ“正解”だとでも? “橋本 和希”は“阿呆”な訳? あ、間違えた。“阿呆せんせ”っと、又間違えたな。“橋・本”先生?」



 


 


 “弓削 光明”も中々の暴言だった。“見た目”と違い。





 『っ??!っ!?』 ×××××××××××××××××××××××。“来緒”は混乱しまくったのだった。


 ……………………………………「……………“光明”君……………………………“声”に出てる(丶丶丶)……………よ…………………………………………………………………」と。




 ーー“ミツアキ”クン。





 とても目立つ容姿の謂わば“美少女”に属する“少女”は、見兼ねてそう発言した。彼女の名を……



 「ーーはあ。 馬鹿じゃん、木ノ下(丶丶丶)


 出・し・てんの。


 ……大体何で同じクラスだよ……担任“橋本ハシモト 和希・・”だし。……何これ“最悪”。 




 ーー“嫌”がらせ?」 





 ×××××『?!! ??』 “弓削 光明”と呼ばれている“彼”は、そう“発言”した。“来緒”の混乱は、深まった。






 然しだった。


 「あのなあ光明、あ、違うな “弓削(丶丶)”、 木ノ下(丶丶丶)も。




  今はなーー、


  ーー実はな。






 ……………“自己紹介”タイム(の時間)なんだわ(だよな?)




 ーー君達知ってる?





 一年“一緒”のお友達(丶丶丶)に、互いを紹介(丶丶丶丶丶)し合う(丶丶丶)時間(丶丶)ーーーーの、事な?  君等のなーー




 『フリートーク・タ〜イム』は、決して設けてはいないんだわ。そう、残念な事に(丶丶丶丶丶)、な?



 あ〜“アー ユー おーけー? ユア アンダースタンド?”」



 そうーー和希(担任)は言った。××××××


 「……………………。



 中学生英語(何言ってんの?)うざい(鬱陶しいですけど?)ーー」




 『!!』








 “弓削 光明”の切り返し(丶丶丶丶)は、其れ(丶丶)だったが。××××




 ーーーー




 「……“お前”に“合わせて”んだけどな〜光明(丶丶)君。 後俺との(丶丶丶)『フリートーク・タイム』も設けて無い、ぞ。 悪いな? 光明(丶丶)?」




 「うざい(ジョークキツイ)。」


 ーーーー



 ーーーーーーーーーー。



 ーーーー。「 分かった。 お前もう『黙って』ろ。


 次、青原君立って〜ちょっと“あれ(丶丶)”な空気だけどさ? しれっと流して?



 さあ!“自己アピール(丶丶丶丶)”あ、間違え(丶丶丶)た(w)


 “自己紹介(丶丶)”でーーお願い(丶丶丶)し、ま、す!(ww)


 はい、“青原あおはら 水都みずと”君。


 “青城あおき はる”君に続いてそして“青山あおやま 真凛まりん”君へと、繋げよう。



 ーーーーって、うちのクラス、 “あお”多くない? しかも全員“かっこいい”て。………何?



 あ、ーーーーっ、 ネタ? そうか………………成程ね。………だからか………




 だから“光明は………苛々してんのか?





 ごめんなっ? 気付いてやれなくてな?



 光明、“男”は“顔”じゃないぞ! はっ待て! “身長”でも無っ………」







 “教師”橋本は、そう、言い掛けた。だが、だった。


 ーー「違うだろ!」



 ーーばんっ!と。




 机を叩いた音で、彼は立ち上がったのだった××××××××









 そして。既にずっと立って居た(丶丶丶丶丶)“青原 水都”が、挙手をして。そして発言したのだった。××××××××




 ××××「先生、あんま、煽らないで(丶丶丶丶丶)下さいよ。ーーーー」



ーーーーなんかーー“弓削”ーー君、可哀想なんですけど(丶丶丶丶丶丶丶丶丶)?ーーと。



 ××××××××××

 


 ×××ד病気”って。 弓削君、辛かった(丶丶丶丶)んじゃないんですか? やりたくて“又一年”やる訳じゃ無いんでしょ? 『不本意』だと思うし………………さあ。



 ………去年の『友達』が『先輩』に成っちゃった(丶丶丶丶丶丶)訳でしょ? ……俺ならそれ、ぶっちゃけ辛い(丶丶)し。



 学校来たく無くなるわ。でも“弓削君(丶丶丶)”は、ちゃんと来てる(丶丶丶丶丶丶丶)じゃん。


 真面目に座ってるじゃん。



 なのにさ?




 さっきから先生の“発言”がいちいち。“虐め”に聞こえるんすけどね? 俺の“気のせい”なんですか(丶丶丶丶丶)



 ーー気にし過ぎ(丶丶)な訳?





 …………先生? 『デリカシー』って、知ってますよね? 先生は先生(教師)なんだから(丶丶丶丶丶)、もうちょっと言い方気にして欲しい訳なんですよね?



 弓削君への発言に、限らずですけどね?


 あ、えっと。『弓削()』て呼んで………大丈夫だった? 『さん』が良いなら、そう呼ぶんだけど…………





 「いいよ呼んで。」





 “ちらり”と弓削の視線気にした“青原 水都”は“弓削 光明”に、返された。××××××




 「…………………ありがと。………………あのさ? 俺達そんなにガキ(・・)でも無い(丶丶)んで。


 『普通』に仲良く(丶丶丶)出来ます(丶丶丶丶)よ。




  先生みたいにさ。 ーーーー“プレッシャー(威圧)掛けて(丶丶丶)来なく(丶丶丶)ーーーーとも。だからーーーー。まあ、ーーーーっ、



 あ〜『以上』です。あ、〜俺の自己紹介(丶丶丶丶)此れでいい? 」




 青原 水都はそう言って着席(丶丶)した。照れていた。やや熱く成り過ぎ、途中からやや熱弁とかし、気付き、座って逃げた(丶丶丶)とも言えた。



 肝心の担任ならば苦笑して、“名前言うのが自己紹介だけどな〜? 青原、君?”ーーーーと。 ××××××××





 “じゃ、次『真凛・・』君ね〜”と言った担任教師、橋本 和希。おそらくーーーー




 懲りて(丶丶丶)ない〜




 “高丘 来緒”はそう思ってみていたのだった。“着席”もせずに。××××



 ×××××××××××××××××××××××××××××








 「……………で? いつまつで立ってる訳?」と問われる迄立ったままだった。××××××


 “自己紹介”は、継続していた。来緒はぼぉっと、それをみるでも無く聴くでも無く、眺めてはいたが。



 確かにイケメン率は多い気もした様な気もしたが、そんな事より、だった。






 もうーー“朝の出会いの超絶・美少年”で、頭の中一杯だったのだ。溢れ出ていた位だ。××××××


 ーーーー“探さなくちゃ”と。 ××××××××××つまりは本当は本気で自己紹介等聞いても無く聴こえてもいなく、で、つまり何も理解っていなかった。××××××××××





 ひたすらホームルーム終りを待っただけだった。“目的”の為に。そして“漸く”だった。“終わった”のだ。そんな彼女は走り出した。“橋本”に向かって。





 あんなにすっごい“美少年(・・・)”、『絶対知ってるでしょ?!』 と。××××××××





  ×    ×    ×



 「ーーーーっ先生っ、はっ『橋本(丶丶)』先生!」



 「ーーーーん?ーーーーー」



 “橋本 和希”は呼ばれ振り返った。ーーーーだったのだが。



 「あ、『和希』さん(丶丶)っ、っ、と、ーーーー間違えたっ!


 ーーっ橋本先生(丶丶丶丶)っ!


 なつのちゃん(丶丶丶丶丶丶)と、光明君(丶丶丶)は? 




 大丈夫だいじょぶ……だった(無事?)………? 」と。






 “聞こえた”のだ。

 


  ××××××××××××

 


 『目的』は『あちら(先方)』から、やって来たのだ。《奇跡》みたいに。





 






 

 




  ××××××××



 ××××××××××××××

 ーーーーええぇえェーーーー?! っ、!何故だか! |イ・ケ・メンいっぱいだよっ?!ーーーーーーーーーーーーすっごッ! ーーーーなに?!









 と。ーーーー来緒は目を丸くした訳で。ーーーー。




 ーーーーーーーー×××××××××××








 ×   ×   ×




 「しのっ光明君(丶丶丶)っ! やほ〜っ



 会いに(丶丶丶)来てみちゃった(はあと)っ! おまたせっ☆《(๑>؂σ๑)♡←》



 あ、




 よっ、




 なつの(丶丶丶)ちゃんっ。



  俺の愛しの“光明たん←(*ノ>ᴗ<)”は、どう〜? “よろ”で〜す( •̀ω •́ゞ)✧


  面倒みてやって(丶丶丶丶丶)ね〜(´>ω∂`)☆。 ーーうん。 流石、なつのちゃん。〜今日も“可愛い”ねっ☆




 ーーーーまあ、それに比べで“光明”たん(丶丶)はーー


 う〜ん。流石……………“相変わらず”で。


 ねっ(•̀ω<́ )☆『()()・の』、“光・明”たん(丶丶)っ (w)(w)(w)」ーーーーと。





 ××××××××××





 ーー「煩いぞさとしっ!」



 弓削 光明は、巫山戯た“少年”に、そう言った。“但しイケメンに限る”の対極扱いの。××××




 ーーーーーーーーーー








 そんな空気をスルースキルして、例の美少年は教師橋本へ語り掛けた。「大丈夫?」と。





 「虐めに遭って無いよね?」と。「その時はちゃんと教えてね?」と彼は言ったのだ。












 “高丘 来緒”は、きょとんとした。いや、呆然に近かった。






 








 意味も分からないまま、そんな時に。不意に教室から、ひとり。男子生徒が飛び出して来たのは、来緒の少ない思考の回路の妨げだった。




 「あのーーーーっ、鹿島かしま 悠緋ゆうひサンと!華月 海サン!っ、ですよねっ!ーーーーうわっどうしよっ、っーーーー『ファン』ですっ!」と。





 ×   ×   ×



 うん?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、




 『何事』かな? そして来緒は更にその首を(カシ)げる羽目と為ったのだ。『てか、邪魔(ジャマ)しないでよ! なんなの?!』と。










 『ワタシとカレの()』の、「………じゃましないでよ………っ」と。声に出ていた。×××××××

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