但馬さん、なんでぇ
▶さて、指導係となった渡部君はどうなる?◀
一方で(9:30)
神道「昨日、結局但馬さんに会わなかったけど、
まあ会うことはないよな」
5階オフィスにて(10:00)
渡部君「昨日の続きからやっていきましょう」
ジャシン「分かりました」
神道は作業(VB作成)に取り掛かる(10:05)
(10:10)―
渡部君「とてもいい出来ですよ」
ジャシン「まだまだ、だよ」
(10:25)―
渡部君「その調子!」
ジャシン「余裕だってばよ」
(10:30)―
ジャシン「うーん、ここがなぁ」
渡部「どう?」
ジャシン「この時はどんなふうにやる?」
渡部「なるほど、少し代わります」
ジャシンから渡部に代わると「ああ、そうゆうことか」
渡部「解消できました」
ジャシン「渡部君、凄く分かりやすかったよ」
渡部「へへぇ、そんなことないよ」
―渡部君の背後から(11:00)
但馬「えぃ」
渡部「冷たっ、但馬先輩」
但馬「おすそわけやで」
ドリンク
たかし先輩「様子見に来たで、はい、コーヒー」
渡部「ありがと。あれ、おしるこ?」
但馬「それは神道の分や」
渡部「おしるこ、好きなんだ」
PC画面上から視線を上げると見覚えのある姿に
ジャシン「うわぁ、但馬さん、なんでぇ」
但馬「幽霊が出たみたいに言うなよ。
神道、ゴチったったにも関わらず、トイレに行ったきり、
来なかったからや。心配したで。渡部君、言ったって」
渡部君は焦りつつ、「むむ、シャイなんでしょ?」
ジャシン「アハハハ、すいません」
但馬「照れてるの知ってたんやけどな」
ジャシン「やられたー」
渡部は動く(11:05)
渡部「昼休憩、皆で行きましょ」
たかし先輩「せやな」
但馬「かまへんで」
ジャシン「仕方ない、今度はお礼言うぞぉ」
昼休憩(12:08)
渡部とジャシンは先輩方々を待っていた
渡部「お腹すきましたね」
ジャシン「そうだな」
渡部「どう作業は難しい?」
ジャシン「思ったほど手強い」
渡部「うん。結構難しいよね」
たかし&但馬「待たせたな」
神道「綺麗にハモってるぞ」
テーブル席にて(12:18)
渡部「やっぱりこのかつ丼美味しいですね」
神道「この茄子は格別だ(天丼)」
但馬「せやろ。おすすめの店や」
たかし「そうなんや。但馬が言うなら外れはないな、
おぉきた。ソースカツ丼」
但馬「ソースカツ丼きたあー」
―終えて
渡部と神道「ごちそうさまでした!」
たかし「綺麗なハモリや」
但馬「神道、声ええな」
神道「気合い入り過ぎた」
渡部「ぷっ、」
渡部に目線を向ける神道「アッハッハ」
渡部「アハハ」
ニコッとした表情を浮かべ
たかし&但馬「ほな、またな」
先輩方の背中を見送り
神道「そうだ、暑いからアイスコーヒー飲むかぁ」
渡部「いいですね。美味しいお店紹介しますよ」
神道「へぇー、行ってみよう」
渡部「向こうの方です、行きましょう」
(12:47)昼休憩後―
フロアにて
奇遇にも佐田部長が通りかかる
佐田部長「お、神道元気か」
神道「部長、元気にやってます!」
佐田部長「今度面談になるけど配属先のこと考えといて、三人体制のチームやから皆と協力してな」
神道「(んん?何故チームで協力しないといけない)検討します」
佐田部長「よろしく頼むよ」
神道は一礼し、5階へ向かった―(12:48)
佐田部長「(健闘を祈る)」