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カヨリナ姫とムク  作者: 世獅子路
3/6

下界の風

長老神

 神界の遥か彼方から、気の良さそうな神様がやって来た。




「ご苦労じゃな。カヨリナ姫様のご様子は、如何かの?」


「は、お変わりございません。」


ふむふむと、長老神は、頷くと、


「よいか、何かあった時は、まず、わしに知らせるのじゃ。必ずじゃ。」


優しい笑顔で神兵に、念を押した。





 名も無いこの白い塔にも、唯一、美しく飾られた小窓があった。




しかし、一見装飾品に見えるその飾りは、


神の掟が深く宿った楔〈くさび〉そのもの であった。




 

 

 全てを諦めたカヨリナ姫。


 


その小窓から吹き込む風に、なすがまま。



髪をなびかせ、カヨリナ姫は、その美しい手で顔を覆った。





静けさ

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