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評価について

唯一評価をつけた話

作者: 瀬依

読む専門のユーザーとしてのつぶやき


評価とかコメントとか、基本的にはしない。

しない主義というわけではないけれど、別にしなくてもいいかなって思っている。


お話自体には興味あるけれど、作者さんと話したいとも思わないので、それでも問題ないと思っている。

好きな作品は無言でお気に入り登録していつでも自分がまた読めるように。自分だけの本棚を作っている。


お気に入りの作品に拍手があるときは、一言感想を書いて送ったりもするけれど基本的にはそれだけ。評価なんてしたことがない。


作者の活動報告を見るときは、更新が止まっている時に、この人は活動する気があるのか、もう活動停止している人なのかを見極めるため。それ以上の意味は何もない。


そうやって、小説家になろうを利用してきたから、評価をつけたことは一度もなかった。評価する気もなかった。


でも、一回だけ評価をつけないと!と義務感にかられて評価をつけた。


それは、作品をすべて削除した方が、最後に書いた短編。


お気に入りの作品はたくさんあるけれど、お気に入りのユーザーさんはほとんどいない。そんな使い方をしていたのに、その方は、1人だけいたお気に入りのユーザーさん。


お気に入りの作品を見ていたら、ほとんどその方の話だったから、お気に入りのユーザーさんとして登録した気がする。


でも、それだけ。

活動を追うとか特にせず、基本的には新しい気に入る話がないかと探す日々。ログインもせずにただただ読んでいるだけ。お気に入りの話が出てきたらログインして、登録する。


たまたま、ログインしてお気に入りのページを見たらその方の活動報告と短編が更新されていた。


短編を読む。

やっぱり好みの話を書く人だなとしみじみ思い、他の作品忘れたから読むかと思うと、他の作品が一つもない。


活動報告を見てみる。

すると、経緯はわからないけれど、作品を削除しアカウントを削除するつもりだったとのこと。


ネット小説を長年読んでいると、突然削除されることは多々ある。それもまたネット小説の良さだと思っているため、またか…と思いながら活動報告を読む。


アカウント削除を思いとどまり、短編を書いた理由は、コメントが消えることとお気に入りに登録しているユーザーが何人いますという表示だという。


このことに少し驚いた。


コメントはわかる。自分に対してのコメントは、ある種の手紙なのでなくなるのは忍びない。これは、よくわかる。


それだけでなく、お気に入りに登録しているユーザーの人数=更新を楽しみにしている人の数、これによってアカウント削除を思いとどまる方がいるという事実。驚きだった。


正直、読む専門のユーザーとして長年やっていると削除にも慣れている。そして、どれだけ自分がその作品を好きだろうと応援していようと、削除されるときはされるということを知っている。

だからこそ、今出会った作品を大事に読むのだけれど、同時に、学習性無力感のように、1ユーザーが何を言っても無駄だという無力感を抱えている。作者さんが、落ち込んだり削除を思いとどまる要因にはなり得ないのだと思っている。


だから、驚いた。


お気に入り登録していただけで、作者さんが短編を書こうと思う原動力になっていたとは思わなかった。

この驚きはなんと言葉にしていいのかわからないけれど、とにかく驚いた。


そのため、応援していたことを伝えたいし、楽しく作品を読んでいたことを伝えたくて、評価をした。

その方にメッセージを伝える最後の手段として評価しました。


この話をここに書くことになんの意味があるのかわからないけれど、こんな思いで評価している人がいるということも知ってほしいかなと感じました。


同時に、お気に入り登録しかしない層もたくさんいるけれど本当に応援しているんだよと作者の方々に伝われば幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] PV、ユニーク、評価、感想、ブクマ、レビュー、お気に入りユーザー登録。 どんな作者も大好物なんです。 私は気にしてない。という強がりをいう作者も多いですけど、じゃ、なんのために公表してるの…
[一言] 「評価」ってなるから、下手に悩むんですよね。 公式の基準がないので、ユーザーに委ねられているところが特に。自由である分、余計に不自由になっています。 かと言ってコメントを書こうにも、特に何も…
感想一覧
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